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【イタリア・コロナウイルス】2020年4月27日における市民保護局の発表

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↓本日の投稿

局長による発表

本日は集中治療の件数および症状が認められたため入院中だった患者数の減少が確認されました。これまでの全ての感染者数の合計は19万9414名で、昨日と比較して1739名の増加となっています。一方、回復者の数は昨日と比較して1696名の増加となっています。これにより、回復者の合計は、66624名となります。引き続き、医療機関の負担も軽減し続けています。今日付でウイルスに陽性反応を示している人々の数は、10万5813名で、昨日と比較して290名の減少となりました。このうち、1956名が集中治療を受けており、これは昨日と比較して53名の減少となります。また、全体のうち2万353名が症状が確認されていることから病院で入院しています。この数も、昨日と比較して1019名の減少となっています。
大多数の陽性患者は、症状が軽度あるいは未確認のため自宅で療養しており、その合計人数は8万3504名にのぼります。これは、割合で言えば全体の79%にのぼります。なお、本日は333名の方がお亡くなりになりました。

当局あての募金の話に移りましょう。本日までに1億4145万7494ユーロ集まりました。このような多くの額の寄付をして下さった方全員に感謝を申し上げます。このうち、全額の56%にあたる7957万9372ユーロが防護服および呼吸器の購入に当てられています。

また、今回のウイルスに対応する上で犠牲となった医療従事者の方々のご遺族を対象とした募金窓口が開設されました。この口座には、現在までに522万1089ユーロが集まっています。皆さまからより多くのご支援を頂けるよう、お願い申し上げます。

軍の協力体制については、本日も1万5878名ものボランティアが医療関係者、消防士、警察の支援を行なっています。病院および刑務所に設置されているプレ・トリアージ用のテントについては、929台にのぼります。

なお、先週の木曜日から保健省によって、あらゆる人を対象にした心理的なサポートを実施するためのフリーダイヤル(80833833)が設置されました。この活動には、当局のボランティアに所属する4団体から、約500人のボランティアが参加いたします。加えて、保健省および心理学の関連学会より1000人の専門家が参加することとなっており、朝8時から夜12時まで対応する予定となっています。今回、この活動に参加される全ての方々に感謝申し上げます。

また、今週に入り、ヨーロッパの市民保護局を通じて、世界各国から我が国に様々な支援が到着しました。防護服や医療物資等が届いています。さらに、我が国の緊急事態を鑑み、台湾・オランダ・セルビア・ルーマニア・リトアニアが寄付をして下さいました。

教授による発表

私からは2点お話することがあります。先日にも私たちから申し上げたことですが、死者数と感染者数は断続的に減少傾向にあります。したがって、ここ数日では特に検査数も減り、週末にかけてさらに減少に向かうでしょう。これは、先週の金曜日に我々がR0(基本生産数)からウイルス拡大が減少傾向にあることを確認した通りでもあります。

そうした一方で、ともかくウイルス自体は私たちの周りを未だに取り囲んでいます。ウイルスに感染している人々がいるのは事実であることに加え、死者数については、数週間前の感染の被害が未だに足を引っ張っている状況だと言えます。

当然、これは今までの措置が有効であることを示しているとも言えるでしょう。また、近日中に解禁される外出制限の自由についても、最大限の注意を払ってウイルス感染の件数等を見守る必要があります。

これはBorrelli医師も繰り返しお伝えしていることですが、集中治療の件数を見ればこの措置の効果は確実であり、また感染拡大を抑えながら外出解禁を再開できると言えるでしょう。

*翻訳元:”Conferenza stampa 27 aprile 2020 ore 18.00 – Coronavirus” https://www.youtube.com/watch?v=aZX4e4ckayc&t=315s

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