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共感能力ってそんなにいいものなのか?

私は共感能力というものがない。そもそも必要がない。人の気持ちなど本当には未来永劫わからないのに何が共感能力だ、単なる思い込みだろうと思っている。

あなたは今悲しいように見えるから、そっとしとこうとか、何か言葉をかけようとかそういう類いの感情はあるが、一緒に泣けたりはしない。

私の悲しみも喜びも真のところでは他者とは永遠に共有出来ない、だからこそ精度を高めて言葉や表情を使ってジタバタとなんとか伝えようと一人芝居を繰り返すのが人間で、結局は何も伝わらないまま死ぬのかもしれない。

なんでわかってくれないの?ということを平気で言う人間は厚かましいと思う。わかるわけないだろ他人なんだから。

みんなで右往左往しながら「こう思ってるのかな?」「私はこうだよ」と遠慮がちにやり合うしか本当はないのではないか。

わかるよ、じゃなく、ちっともわからないけどあなたはそういう風に感じてるのね、と言われた方が私は嬉しいのだ。少なくとも同じ場所にいるように感じられるからね。

バツイチ年増へのサポートっていやらしい響きですよね。それが言いたかっただけです。