海外の塾で教える心得

今回は、海外の塾で教える場合の考え方や、技などの紹介です。

私は日本語教師一年目、台湾のとある私立大学が開設している夜の講座を一年間担当しました。その講座は、学びたい人は誰でも学べる、いわば塾のような存在でした。

一応四年間専門で日本語教育を学んだ私は、変に先生の頭になっていて、当初はイメージと違う教室の雰囲気に少し戸惑いました。

塾のような教室は、基本的に日本語に興味があり、日本語が好きな学習者が集まります。年齢も経歴も何一つ共通点がないような学生が、同じ教室で机を並べます。ということは、モチベーション的な問題はあまりありません。

これが海外の大学や日本語学校であれば、本人の意思に反して学んでいる学生も多くみられるので、モチベーションをいかにあげ、いかに保つかという勝負になるのですが、それはまた別の機会に。

では、このような教室で求められる教師の資質とは・・・?

それは、日本語の知識は言うまでもなく、それ以外には芸能関係の知識などです。

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