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~31歳脱サラ留学生、インドでソーシャルワークを学ぶ~ #2 進学・併願先と奨学金応募

こんばんは!初めて読んでくださっている方は、はじめまして。
2024年8月からインドのムンバイ大学のソーシャルワーク修士課程で学んでいる703です。

ムンバイのあるマハーラーシュトラ州で盛大に祝われるガネーシュ祭(Ganesh Chaturthi)のクライマックスを迎える時期になりました。
この期間は大学の授業もお休みになので、ブログ第2回を投稿したいと思います。今回のテーマは進学先、併願先についてと奨学金の応募についてまとめました。


進学先と自己紹介

2024年8月からUniversity of MumbaiのMaster of Social Work(ムンバイ大学ソーシャルワーク修士課程)で学び始めています。この大学院で、2年間インド政府奨学金(ICCR)奨学生として学ぶ機会をいただきました。

ここに至るまでの経緯を簡単にご紹介。
私自身は1993年生まれ。外国語大学のヒンディー語専攻に進学、学部在学中にデリーの語学学校に約1年間語学留学し、学部を卒業しました。その後、当時は日本語教師を目指していたこともあり、修士課程に進学し、日本語教育学と言語学の研究を行いました。

修士課程修了後は独立行政法人に入職。3年間の勤務ののち、南アジア地域の言語や社会開発への思いを強く持つようになり、開発支援・国際協力へキャリアを転向することを決めました。

そして、前職の開発コンサルタント企業に入社後、2年間、パキスタンや中央アジアの国を対象にしたODAプロジェクトでの業務調整・プロジェクトマネジメントサポートを経験した後、南アジア地域により根ざした経験を積みたいと考え、退職して現在の留学に至ります。(ブログタイトルの「脱サラ」はここから来ています!)

併願先

私は留学先をインドのみに絞って準備・出願を行いました。理由は、将来のキャリアの軸を、インドをはじめとする南アジア諸国を対象に絞っているためです。前職でご縁のあったパキスタンへの留学を検討した時期もありましたが、インド以上に留学の情報が少なかったため、断念しました。
結果的に奨学金プログラムに採用をいただき進学先を決めましたが、ほかにも以下の大学も併願していました。

1. TATA Institute of Social Sciences(TISS/タタ社会科学研究所、私立大学、ムンバイ):合格
2. Jamia Millia Islamia(JMI/ジャーミアー・ミッリアー・イスラーミア大学、国立大学、デリー):合格
3. University of Delhi(DU/デリー大学、国立大学、デリー):不合格(不適格)

University of Mumbai(ムンバイ大学、州立大学、ムンバイ)、Savitribai Phule Pune University(プネー大学、州立大学、プネー)への私費出願を検討していたものの、奨学金の合格が先に出たため、出願せず。

インドの大学・大学院は一般的に、インド人学生枠と留学生枠を別に分けて設けており、私はこの留学生枠入試を利用して出願しました。
出願開始から締め切り(さらには新学期開始時期も)までのスケジュールは、日本の大学・大学院入試制度のように一斉に実施されるわけではなく、大学ごとに異なります。

インドのすべての国立・公立大学が当てはまるのかは不明ですが、私の場合は1の私立大学入試でのみ筆記・口頭試験(ともにオンライン)が課せられました。
2、3の入試は必要書類を揃えて大学のオンラインポータルにアップロードするだけでOKでした。

留学奨学金への応募

計5年間の社会人を経ての留学ですが、学部・修士課程にJASSOの返還型奨学金を貸与していたこともあり、留学にあたっては奨学金を利用したいと考えていました。

2024年度の留学を具体的に決めた後、昨年(2023年)から奨学金への応募を開始しました。応募先と結果は以下の通り。

1.2024年度インド政府奨学金(ICCR/アタル・ビハリ・ヴァジパイ一般奨学金):合格
2.2024年度JASSO奨学金 海外留学支援制度(大学院学位取得型):不採用
3.2024年度伊藤国際教育交流財団奨学金:不採用

2023年に応募した2、3はともに不採用。1.の合格をいただけなければ、私費での留学を余儀なくされていたところだったので、本当にありがたいことでした…。
円安は引き続き継続している状況、インドも物価上昇が続いており、私が住むムンバイはインドで最も物価や住居費が高い都市なので、奨学金に大変助けられています。


ゆるくまとめます

なんだか堅い感じの内容になってしまった気がしますが、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。今回の内容は、またそれぞれ詳しくご説明したいと思いますが、まずは自己紹介とともにお話したいと思っていたものでした!

今日はガネーシュ祭りの休暇7日目(間にフィールドワーク実習の日もありましたが)。インドに来てから、授業に行った日数よりも休みの日数の方が多い気がします(笑)
マハーラーシュトラ州出身の学生が体感で8割ほどを占めている大学なので、この時期はみんな里帰りをしており、私の住む寮やキャンパスもちょっとひっそりしています。

学校のカレンダーでは週明けもイスラーム教の祝日で休講らしいのですが、別の先生が「授業しますよ」とグループチャットで投稿しており、どうなることやら…。
授業の復習や課題をして残りの期間を過ごしたいと思います。

~今回の写真紹介~
ガネーシュ祭り(Ganesh Chaturthi)のために作られた特別な祭壇です。お世話になっているインド人の先生のお宅にご招待いただいた際に撮影させていただきました。

普通の団地の一室に、このボリューミーな祭壇が設置されているのです!お邪魔した際はちょうど祭司によるプージャー(祈りの儀式)の最中で、部屋の中でも構わず炭を焚いていて、ものすごい煙(笑)

ガネーシュ神は象の頭を持つヒンドゥー教の神で、商売・富や障害を取り除く神とされています。ガネーシュ祭りは、このガネーシュ神の生誕を祝うもので、マハーラーシュトラ州で盛大に祝われます。

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