Tr.06 ラテン音楽も楽しんじゃおう。
ラテンもJazzなの?
JazzはBluesを源流とする音楽であり、基本のリズムは4ビートのスイングとなる。これまで紹介してき曲はすべて4ビートである。簡単にいうとダァタ ヅー、ダァタ ヅーというリズム。
(スイングとはなんぞやという話は、長くなるので割愛。いづれ語りたい)
一方でラテン音楽は4ビートと異なるノリがあり、基本リズムも多様だ。サンバ、ボサノバ、ルンバやカリプソなどが挙げられる。
ちなみにタンゴは題材にされない。(なんでだろう、ピアソラがいたから?)
そんなラテン音楽をJazzミュージシャン達は早くから取り入れており、名演が生まれている
A Night in Tunisia (Art Blakey / Michel Camilo)
ここではそんなラテンの有名曲「チュニジアの夜」を紹介しよう。
まずは日本でも人気が高い、大迫力なドラミングのArt Blakeyである。
12分の演奏(うち2分半はドラムソロによるイントロ)なので飽きたら途中でやめても構わない。
チュニジアの大自然に民族的な雰囲気がたっぷりだ。
ジャングルの開けた土地で焚き火を囲みながら夜の宴が開かれている。
彼らはわらや葉でできた衣装に鉱石などのアクセサリを身にまといダンスに興じる。
倒木を椅子に腰掛けているのは、打楽器を中心とした演奏者たち・
その傍らには大きな赤いインコが停まっている。
(チュニジアに行ったことがないので完全にイメージです。違っていたらごめんなさい)
そんな土着の曲を一転して都会的に仕上げてしまった演奏を比較としてあげる。ミシェル・カミロの超絶技巧をお楽しみあれ。
経済成長が訪れて、高層ビルと道路があり、現代的な都市が出来あがったようだ。
(はい、これもチュニジアには行ったことがないので完全にイメージです)
ちなみに
ラテンの演奏はドラマーはとても楽しいものです。
普段はピアノとベースが演奏前に打合せをしているのはドラムスはぼーと聞いています。しかし、ラテンとなると話は別。身を乗り出して打合せに参加します。というか筆者(へっぽこジャズドラマー)がそうです
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