2019年で一番心に響いた曲 「未来になれなかったあの夜に」

1年に1曲くらい心を揺さぶられる曲に出会うことがある。


過去の曲だとあいみょんの「生きていたんだよな」とか。


そんで昨年だとamazarashiの「未来になれなかったあの夜に」という曲があって、この曲は本当に心にぶっ刺さった。


そんでまたPVの映像がこれでもかってくらい曲にどハマりしてる。

ざっくりいうと、なかなか思うように売れずライブも大して盛り上がらないバンドを組んでいる4人がそれぞれの道を歩んで行く姿を描いたPV。


解散後も音楽活動を続ける奴もいれば、就職して幸せな家庭を築く奴もいる。

そんな中メインの登場人物の横浜流星は実家に帰ってのんびりするのかと思いきや、自分で作詞作曲を始める。


動画投稿サイトに自分の曲を載せたことがきっかけでベースの柄本時生に再会。このシーンがまずエモい。

そしてスタジオでレコーディングを始めた横浜流星を見つめる顔、ライブ中の横浜流星を横から見つめる顔とか何もかも素敵でエモい。まじ柄本。


極め付けは最後のざまあみろの部分。

過去の映像がフラッシュバックするとかバチくそエモくないですか。


絶望のどん底に落ちた人間がひたすら這い上がって行く様がこれでもかってくらい伝わってくる。まさにamazarashi。


名誉ある潔い撤退より 泥にまみれ無様な前進を

バンドを辞めて立派なサラリーマンになり、結婚もして子供なんかもできちゃってこれでも勝手くらいの裕福な家庭を築く奴もいる。

一方田舎でひたすら扇風機の前で孤独に音楽の道を進んでる奴もいる。


もちろんどっちが素晴らしいとかではないけれども、PVのラストで横浜流星は死に物狂いで泥にまみれながらも歌ってきたものを最終的に形にしている。

そして心の底からのざまあみろを未来になれなかった全ての夜にぶつけてる。


こんなもん見せられたら魂が震えるに決まってるよ。



あと個人的に好きなポイントはデビュー曲「スターライト」との繋がり。



夜の向こうに答えはあるのか それを教えて スターライト


スターライトのサビでこう歌ってるのに対し、未来になれなかったあの夜にの2サビ前ではっきり言っている。


今更弱さ武器にはしないよ それが僕らがやってきたことの
正しさの証明と知っている 今この僕があの日の答えだ



実際意識しているかどうかは定かではないけれども、10年以上活動していて厳しい時期もあったであろうバンドが歌うこの歌詞はとてつもなく響く。

amazarashiをちゃんと聴くようになったのは5年前とかなので昔からのファンと言うわけではないけれども、それでもamazarashiを好きになってよかったとはっきり感じることができた1曲だった。



7010

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