見出し画像

白と黒だけでこんなに泣ける。『君の膵臓をたべたい』との出会い

お久し振りの書く習慣1ヶ月チャレンジです。

noteを始めて1ヶ月経ったので、「書く」が自分にどんな影響をもたらしたのかを考え直してみました。

そのとき「書く習慣1ヶ月チャレンジ」のお題に沿って書いたこと…特にDay 5の「昔はどんな子どもだったのか」がすごく役に立ったのです。

あぁ、ここにあるのはただの30個のそれっぽいお題じゃなくて、「自分の価値観を理解する」のにかなり有用な質問項目なのかも…

と思い直し、早く全部書いてみたい!となったので、今日から再開です。

Day 9「最近泣いたこと」

ここ1年ほど、疲れとストレスでメンタル崩してて、涙腺崩壊してた。電車の中で人目があっても涙が止まらない、そんな感じ。

ここ数ヶ月はだいぶ落ち着いてきたとはいえ、ときどきぶり返して1人で泣いてることがあった。

つらかった頃は、つらい、苦しいという気持ちで泣いてたけど、回復してきた今は、その頃の苦しさがよみがえるってまた苦しくなるだけじゃなくて、うまく立ち回れなかったことへの悔しさや情けなさが加わった。

だからDay 9「最近泣いたこと」は、わたしにとってはとても苦しい…筆の重くなるお題だった。実際、お題が回ってきた日2021年12月26日(日)から3週間も寝かせてしまった…。途中10日間新年書くチャレンジをやってたとはいえ、そんなに寝かせてたのか…。

実はDay 1のお題「今抱いてる目標や夢」も、人生最大の挫折を味わってる真っ最中だったわたしには、ずーんってなる話題だった笑

かといって初日から寝かせるわけにはいかず、なにくそ!って感じでテンション上げて怒りに任せて書いてたな…。

今回の「最近泣いたこと」も、つらい涙は避けて、感動の涙について書こうって最初から計画してたんだけど、それでも手がつけられなかったね…。

それだけ「つらいことを思い出したくなかった」ってことが分かったのも1つの収穫だと思う。

よし。「つらいことを思い出すのがつらい」って書けた自分えらい。

ここからは話が変わって、感動の涙の話。

わたしは、学生のとき映画館でアルバイトをしていました。

幼少期はそんなに…2、3回くらいしか映画館に行ったことがなかったのですが、ちょうどアルバイトを探してた時に、映画館で先に働いていた兄が紹介してくれて。

映画に間近に触れ、映画館で映画を観ることが大好きになりました。余談ですが、最初は半分も食べれなかったポップコーンも、気付けば映画が終わるより早く、ペロリと平らげられるようになりました。

その時期に見た映画のひとつが『君の膵臓をたべたい』でした。

最初そのタイトルと、広告の和やかさとのギャップに「え??」ってなりましたけど、人気らしい、感動モノらしい、と知って見てみるともう大号泣。

すぐさま原作小説を買って読んでまた大号泣。

この世にはこんな作品があるのかと。

新鮮で繊細な感性をもつ時期に出会った『君の膵臓をたべたい』は、小説、劇場版ともに、わたしの中で1番の作品であり続けると思います。

同じ本を読み返すことは少ないわたしですが、『君の膵臓をたべたい』だけは、もうカバーもなくしたのに最初に買った本をずっと持ち続けていて、数年に一度、読み返しては何度でも号泣してます…。

あ、ここで終わりにしようと思ったけど、タイトル回収してないや…。

白い紙に、黒い線が整然と並んでいるだけ…。それだけで何度でも心を揺り動かされ、号泣させられる。

文字、言葉、表現力、想像力、感性…。

情報を詰め込んだ娯楽、芸術が台頭してる現代だからこそ、いろんなことに思いを巡らせてしまいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?