原作作品へのこだわり

はじめに


こんにちは。くろのしろです。今回は、原作作品がある上で、実写化・アニメ化・コミック化をした際の、私の密かなこだわりを述べたいと思います。

こだわりは高2から


ひそやかなこだわり。それは、必ず原作を先に読む、ということです。このこだわりが発動したのは、高校2年生のとき。
「ようこそ、わが家へ」という池井戸潤さんの本がありますが、それが連ドラ化しまして、ドラマを毎週ハラハラドキドキしながら見ていました。

そしてドラマが終わったころ、学校の図書館で原作を見つけました。読んでみよーと思い、読んだところ、ドラマとの内容の違い驚いたのです。

一応申し上げておきますと、原作がどう、ドラマがどう、と言いたいのではなく、この頃の私は、ドラマは原作通りに描かれる、と思い込んでいたので、それが覆ることになり、とても驚いたのでした。

ドラマとなると、(映画やアニメでもそうだと思いますが)制作側や出演者側や大人の事情や、媒体が変わることでの演出の変更などで、変えなくてはいけない場面もあるでしょうが、原作を読んでいてもドラマ化が楽しめるように工夫されているな、と思って感動しました。

原作勢の楽しみ①「安心と新鮮の緩急」


そのような出来事があってから、原作を先に読むようにしています。
そうしてから気づいた楽しみとしては、「安心と新鮮の緩急」です。なんだかスーパーの標語みたいになってしまいました。
どういうことかと言うと、原作を先に読んでいるので、「誰が出てくるのか、このキャラはこの後どうなるのか」そういうことは知っています。だから、原作未読の人に比べて緊張しません。安心して見れる、読める。
しかし、「ようこそ、わが家へ」にもあったように、オリジナルシーンやオリジナルキャラクターが追加されることもある。そうなると、原作を読んでいたとしても驚きますし、緊張や興奮もします。つまり、新鮮な感情を持つわけですね。
その緩急が、楽しい。

原作勢の楽しみ②「自分のイメージとの比較」


私はよく小説を読むので、それで思ったことです。例えば、自分はこのキャラの家の内装をこういう風に想像しているけど、どうなんだろう。どういうふうに描写されるんだろう。ここはシーン追加されるのかな、ここはカットされるのかな、等々。
イメージがあっていたとしても、違っていたとしても、それも楽しい。

原作勢の楽しみ③「あのシーンを見たい」


そう思ったことないですか?文字で説明されていたり、漫画で読んだりするのも、もちろんいいですが、それを絵で、映像で、アニメで、動いている姿を見たい、と思ったことはないですか?
原作を読んでいると、すでに好きなシーンを持っているので、そこを楽しみに待てますよね。
個人的に、「呪術廻戦」のバトルシーンとかは、そんな気持ちでした。

原作勢の楽しみ④「BGM」


あとは、音楽ですね。動きと音楽を合わせることができるのは、やはり映像作品の強みだと思います。音楽の効果で鳥肌が立ったり、涙腺が刺激されたり、主題歌で解釈が広がったり、より思いを馳せるようになったり…。そして音楽を聴くだけでストーリーを思い出すことができたり…。

さいごに


「ようこそ、わが家へ」で衝撃を受けた私ですが、ドラマを観てから小説を読むでもいいやん、とも思いました。でも、原作があるからこその、ドラマ化・アニメ化・コミック化なので、原作者様へのリスペクトも込めて、土台を作ると言うか、最初に読みたいなと思った次第です。
この~化、という動きに対し、例えば、実写化しないでください!みたいな意見をよく見かけますが、見なきゃいいだけだと思います。~化、はあくまでも、読者・視聴者側が、その作品に対して入る入り口を広げてくれるような存在だと思うので、(ドラマは見るが、小説は苦手、など)その新たなターゲットを失うことにもなりますし、作品に対し真摯に向き合っている制作陣・出演者の方が不憫です。
原作勢として、~化の動きに文句を付けない。思っても発表しない。それも、密やかなこだわりです。

それでは。長々と失礼しました。
私は「呪術廻戦」が結構好きなので、今後はそれ関連のnoteも書きたいなと思っております。
では。ここまで読んでくださって、ありがとうございます。


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