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世の中もっと不自由でいいのにな。


こんにちは!

三浦太鼓店、六代目彌市です♬


「伝統」とは、

心ゆたかに生きる先人たちの「知恵」。


偉大な先人たちから受けたバトンを

今の時代に生きる人たちに伝えたい。


読んでいただいたみなさんの「心」が、

ほっこり温まるような、

そんなメッセージをお伝えしていきたいと思います♬


【世の中もっと不自由でいいのにな。】


世の中もっと不自由でいいのにな。


これは今朝の朝礼で

ある社員が私に言ってくれた言葉です♬

世の中もっと不自由でいいのにな。

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あのね、

僕は、最近毎日いろんな事考えながら

仕事してるんだけど、世の中って

もっと不自由でもいいんじゃないかって

僕は思うの。

たとえば、今はなんでも便利な時代で

ボタンをピッて押せばお風呂だって沸せる。

子どもだって

誰でもボタンさえ押せれば

いつでも温かいお風呂に入れるよね。

でも、

ひと昔前って

みんな薪でお風呂を沸かしてたから

まず「火をおこす」ことから

はじめなくちゃいけなかった。


さて、

これは面倒なのか? 本当に不便なの?

みんなはどう思う??


何でも便利な時代に生まれて

どんどんそれは進化している一方で

「人間」らしい幸せって

本当は何だろうって??

最近すっごく考えるの。


火を起こすとか、薪をくべるっていう作業は

もしかしたら、とても人間らしくって

しあわせな事なんじゃないかなって、、、

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なるほどなぁ~♬と

すごい共感しちゃいました。


ちなみに、お風呂の話しで言ったら

実は、母方の実家が「東温泉」ていう

昔の街の銭湯を昭和の時代にやってて

それこそ、

今でいうスーパー銭湯みたいなものだけど

お風呂のお湯を沸かす時、

今みたいなボイラーなんて便利なモノはなくって

おじいちゃんはどうしてたかって言うと

毎日地元の材木屋さんへトラックで通って

薪や「おがくず」をもらってくるの。


トラックいっぱいに積み込んで

それを今度は手作業ですべてトラックから降ろして

それでようやく火を起こして

大きな銭湯のお風呂を沸かしてたんです♬


子どものころ、

私はそんなじいちゃんによくついて行って

山のような「おがくず」をトラックに積むの手伝ったり

ふわふわした

おがくずに埋もれて遊ぶのが

楽しくて楽しくて(^^♪

思い出すな~!!


今の時代の人からしたら考えられない

「不便」さだと思います。


たしかに「不便」だったし

労力も大変だったと思う。


でも、あの頃の「想い出」って

私にとっては宝物なんです。


それは、じいちゃんとの

「コミュニケーション」が生まれるってこと。


材木屋さんへ一緒に「おがくず」取りに行ったり、

火を起こすのを手伝ったり、、、

確かに、

「不便」ではあったかもしれないけど

「不便」だからこそ

そこに「助け合い」とか「思いやり」とか

人間が一番人間らしくいられる

そんな瞬間があった気がします♬


それでも、

世の中の便利さって加速度的に進んでいくし

テクノロジーはますます進化していくと思う。


そんな時代だからこそ、

自分たちがこれまでも大切にしてきた

人と人とのつながりや

人の心にふれる「あたたかさ」みたいなモノを

忘れてはいけないんだなって。

改めて思いました。


何かと「不便」ではあったけど、

決して「不幸」ではなかった。


社員の話を聞いておかげで

私も朝から心が「ほっこり」あたたかくなったな(^^♪


私たちがやれること

私たちだからできること

これからも探していこうと思う♬

今日もステキな一日を(^_-)-☆


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