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6curryらしさって何だろう?内装リニューアルの裏側
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6curryらしさって何だろう?内装リニューアルの裏側

6curry

6curryKITCHEN恵比寿店が内装リニューアルしてから、早1ヶ月が経ちました!

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もう1ヶ月!ドアを開ける度に、新しい内装を見てうきうき・にやにやしちゃってます。こだわりがたくさん詰まった空間、こんな素敵な場所が自分たちのお店なんだ〜〜〜って。ノロケたくなるくらい😌

なぜこんな時期にリニューアルしたのかについてはこちらのnoteで詳しくお話したばかりですが、コロナ禍で外食が特別な体験になってわざわざ外で食事をする機会に、よい時間とおいしい気持ちを提供したい!食 × コミュニティによるMIX体験をもっと磨くために!今年の1月から “いちりゅうプロジェクト” に取り組んでいます。

今日は私6curryブランドデザイナーYOPPYが、そんな恵比寿店内装リニューアルの裏側についてお話したいと思います。
とにかくまずはリニューアルした恵比寿店を見てほしい!
店内の写真をお見せします。どどん!


新しい6curryKITCHEN EBISU

サイン

全体俯瞰

shoma_飾り棚

shoma_棚

shoma_照明

椅子3

荷物置き

厨房奥


コンセプトが決まるまでのプロセス

恵比寿店のコンセプトは、「自分らしく生きる人たちが集まる恵比寿の家」。恵比寿と渋谷それぞれのらしさを見つけ、まずは恵比寿店のコンセプトを決めた私たちですが、ここに辿り着くまで約半年…!紆余曲折がありました。

最初の2ヶ月は、恵比寿・渋谷で起きているできごとやメンバーの行動を客観的に振り返ってみたり、理想のMIX体験についてたくさん議論しました。

① 恵比寿と渋谷それぞれのユーザーストーリーをつくる
行く・食べる・MIXする・帰るなどのフェーズ行動で起きる具体的な行動と、MIXが起きるために必要なもの、そこから見えてくるメンバーの価値を洗い出してみる

② 恵比寿と渋谷で体験の違いを洗い出し

恵比寿渋谷の体験違い

③ 議論
・メンバーはどのような関係性になっているか
・それぞれの場に適した良いMIXはどうしたら起こせるか
・それぞれの場に来る人たちが満足する体験とは

④ 議論内容を整理してコンセプトの鍵になりそうなキーワードに
そこで出たキーワード
渋谷は秘密の公園、基地、縁日、マルシェなど
恵比寿は、晩餐会、サーカス、オークション

キーワードをより具体的にイメージ膨らませるためにラフ絵を描いてみたり。

image_ラフshibuya

image_ラフebisu

image_ラフebisu2

※これらのラフは2〜3月時点での構想です

⑤ 一夜限りの体験ストーリーをつくる
いつもの6curryとはどう違うのか?6curryらしい共創と、提供するサービスのバランスはどこか?MIXを起こす仕組みはどうするか?シェフは?などを議論して、この9月にスタートした「一夜限りの晩餐会」のサービスができる前の核をつくっていきました。

もともと立てていたざっくりスケジュールでは、3月から設計&見積調整、4月に内装工事、5月頭のGW明けにリニューアルオープン…!
2月末時点でもまだ目指す空間イメージが固まっていないことにかなり焦っていたので、ここから設計事務所の方に相談することに。


🍩🍩🍩


内装リニューアルの裏側

今回ご依頼させていただいたのは、STUDIO DOUGHNUTSさん。
過去事例を拝見して、親しみやすくてあたたかみのある雰囲気に、シンプルだけどありきたりな空間じゃない、どこかキャッチーなポイントがあるところに惹かれました。

⑥ 空間の課題ポイントを洗い出し

パース0

最初に提案いただいた内装テーマは「オーナー(6curry)のプライベートキッチン。」みんなのキッチンではあるけれど、ルールや個性をつくりそれを守ることで、居心地のよさが保たれる。
壁にレンガや土などの温かくてぬくもりの手触り感を出していく雰囲気に、カウンターや料理に優しい光を照らす照明計画を。中央に1つ大きな照明を吊るし、視線が集まる目印をつくりましょう!と提案いただきました。

「プライベートキッチン」というキーワードから、ぐっと視界がクリアになった気がしました。

パース1_1

パース1_2

初期段階のパースイメージ。天井の色が濃いグレーになっていて、リニューアルした今とは全く違う印象👀ハイテーブルの代わりに樽があったり、棚が緑の案も…!
最初の提案では店内の壁にもレンガが使われていましたが、実は恵比寿店はもともと建物の外観がレンガ。そこから店内に入ってくるので、内装ではレンガを使用せずシンプルで加工しすぎないナチュラルな素材の組み合わせに。また、照明も前回のイラストでは大きいメインの照明がありましたが、カウンターのちょうど真上に太い梁があり大きなペンダントライトを邪魔してしまうため、梁に並行に配列した丸い12個の照明に変更になりました。

パース2

第二弾パース。スタジオドーナツの北畑さんから「通常空間の顔になる部分をどこか1つつくるのですが、6curryの場合は主役になるものがメインで1つ存在するよりも、各所にらしさが散りばめられて、色々ある方が6curryらしいですね!」と、6curryらしいポイントを一緒に考えていただき、何度も議論を重ねていくうちにたくさん気づきを得られました。

カラーイメージ

この図は私がつくった色の組み合わせイメージですが、平面で素材(床・テーブルの天板・棚・タイル・照明・椅子)の組み合わせと色バランスを見ていきました。
写真の左にあるのは、壁に飾ろうと思っていたアートのイメージ画像(ネットから撮ってきたものに水色の三角を重ねています)。
6curryのデザインでは、2〜3色のカラーとベージュを組み合わせてデザインすることが多いので、壁の色にオレンジ寄りのベージュを取り入れてみてもらいました。

そしてこの頃は6月中旬、ようやく恵比寿店のコンセプトが「自分らしく生きる人たちが集まる恵比寿の家」に決まりました!

パース3

外の窓枠がグレーで、カウンターの腰壁が赤茶色のもの。
照明の傘の色がステンレス(パーマネント加工)なのと、天井に赤茶色が使われているのも今と違う部分。
ここで、パースに椅子のデザインをイメージ(実際のデザインではない)で複数種類入れてみてもらいました。椅子は同じデザインで揃っている方が綺麗で質の高い印象や緊張感も出ますが、色んな形がある方が6curryらしい空間になりそうな気がして、思い切って複数デザインの椅子を取り入れる案を採用しました!

画像42

椅子2

背もたれや座面の微妙に違う椅子たち
恵比寿にある椅子は、4種類

パース4

こちらはカウンターの腰がダークグリーンのもの。個人的にはこのカラーも好きでしたが、空間に使う色を増やしすぎると全体の統一感がなくなり、これからはじめようとしているフルコース体験の価格に合わずカジュアルダウンしてしまう…ということで断念。

パース5

リニューアル工事の予算が潤沢にあるわけでもないので、天井は変えずに白のまま、内装のキーカラーには赤茶色を採用しました!
建物のレンガカラーを引き継ぎ、カレーの色でもある赤茶色。


🚧👷🚧👷🚧

工事スタート!ディティールの素材決め

そうして工事がスタートしましたよっ。
早速カウンター上の吊り棚が取り外されています。すっきり…!
壁がマスタード色になっている部分は、新規で壁をつくったり付加した部分。(既存の壁面前に木材等で下地を組んだり、パネル状の建材を張ったりすること)

工事中

ここから、ディティールの素材を決めていきます。
まずは付加した壁につけるタイルから。この部分です👇

飾り棚

サンプル_タイル

ツヤ感のあるもの、模様があるもの、マットがあるもの様々な種類から検討していきます。
今回はツルッとした光沢感のあるものよりも、マットな質感で大人っぽく仕上げることにしました。(色は写真右中央の濃いベージュのもの)

サンプル_赤茶色1

次に赤茶色の色を決めます。赤茶色といっても赤茶色っぽい色はたくさんあります。

サンプル_赤茶色2

板に塗ってある色は、いわゆる「赤錆色」という色。
イメージに合う赤茶色を少し絞って、カウンター天板の白木サンプルと合わせて検討します。(すべての作業の中でこの色を組み合わせて選ぶ作業が一番わくわくして好きかも。)

サンプル_壁の色

内装デザインをしている方にとっては当たり前のことですが、色を選ぶ時に大切なのは実際の色に近い環境で見ること👀
太陽光だと明るくて色がわかりやすいですが、6curryKITCHEN恵比寿の営業時間は夜。実際には電球色の中で見られる色なので、家に持って帰って電球色で見比べて決めました。立てた状態で見るのもポイント。この写真は壁の色(グレー寄りのベージュ19-85Aと、ピンク寄りのベージュ19-85B)を比べています。

照明

造作で作っていただいた照明。完成したものを初めて見せてくれた写真。近くで見ると意外と大きいんです!赤茶色の平べったい傘と、丸い照明との組み合わせがかわいい〜〜。

サンプル_カーテン素材

次は、スタッフオンリーの空間と店内を仕切るカーテン素材。
いろんな質感を提案いただいた中で、「家」というコンセプトのイメージに一番合いそうな右下の少し網目のような質感が入っているものに決めました。

サンプル_カーテン棚

壁の色(19-95A)と、カーテンサンプルの組み合わせ。棚のラワンランバーに塗るオイルの色は、少し赤みがかったローズウッドにしました。仕上がりを想像してわくわくが止まりません…!

カーテン

出来上がったカーテンと、STUDIO DOUGHNUTSの北畑さんをパシャリ。

棚

出来上がった造作の棚。ラワンランバーコアという合板で作られています。比較的安価な材料ラワンで作られたとは思えない上質な仕上がり…!
床から梁までぴったりサイズですが、実は可動式。スッと閉まる引き出しの開け締めも気持ちがよいです。

棚スタイリング2

棚に飾っているアイテムのスタイリングは、プロップスタイリストのひら2ちゃんにお願いしました。6curryオリジナルプロダクトのカラフルさと一緒に、6curryらしい実験的なフラスコのような花瓶や、幾何学的でオブジェやスパイスに関連した本などを組み合わせて恵比寿店の内装に遊び心をプラスしたスタイリングとなりました。

shoma_棚全体


🎈🪆📚⚗️

劇的ビフォーアフター

工事前

晩餐会

サイン窓枠

フード

椅子1

窓枠も、照明の傘も、カウンターの腰壁も、コンロ上のフードも赤茶色。かわいい〜〜〜!

何度も言いますが、6curryKITCHEN恵比寿のコンセプトは「自分らしく生きる人たちが集まる恵比寿の家」。
しかし家といいつつ、ここは誰の家でもありません。
6curryKITCHENは、私を含めた4人のボードメンバーによって開かれたシェアハウスのようなプライベートキッチン。誰のものでもなく、みんなのもの。

なんとなくご飯を食べに来ても、毎日違う顔ぶれが集まっていて、みんなが持ち寄った話題や肩書から解き放たれたフラットでカジュアルな出会いによって、ちょっとだけ予想外のことが起きる不思議な場所。

そんな食×コミュニティによるMIX体験を思いっきり楽しんでほしいから、空間はMIXの舞台であって主役じゃない。
装飾しすぎず、主張しすぎない。ただシンプルでよくある雰囲気にもしたくない。どんなものでも受け入れて調和してくれるあたたかみがほしいなと。
でもそれだけじゃ6curryらしいとは言えないんです。6curryらしさ…カレーにも必要なもの…!
それは、スパイス(遊び心)!!

アート側面

アートの側面には「EXPERIENCE THE MIX.」
他にも隠し○○があるよ。探してみてね!

空間にも、ちょっとした遊び心を散りばめることにこだわりました。


内装のこだわりを読んで、ちょっと6curryKITCHEN恵比寿店に行ってみたいな〜って思ってもらえましたか👀?(思ってもらえてるといいな)

周りに紹介してくれる6curryメンバーがいない!という方は…Makuakeで販売している「一夜限りの晩餐会」チケット購入でおひとりでもお越しいただけます◎
9月15日までなのでお早めにどうぞ😌

一夜限りの晩餐会とは
偶然6curryに集まった12人で1つのカウンターを囲んで、4人の若手実力派シェフがおくるこだわりのフルコースを食べながら、おいしいMIXを楽しめる新しい食体験。
※毎週土曜日・不定期で日曜月曜に完全予約制・各回限定12名で開催
詳しくはこちら

ぜひ、新しい恵比寿店でお待ちしています!




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カレーをきっかけに集まり、EXPERIENCE THE MIX.を合言葉に、人が出会い・会話し、自分のやりたいことや好きなことを見つけていくサードコミュニティ。 noteは私たちの新しい実験的な活動の報告の場。日々レポートしていきます。