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14ヶ月、旅の終わりに寄せて。

いよいよ帰国が迫ってきました。残り1週間です。
フエとホーチミンのメンバーにもさよなら言って、ハノイに戻ってきて
家に届いた仕分け用のダンボールに荷物を分けたりし始めようか、
けどまだいっか、、みたいな そんな前進と後退を繰り返してます。

家を引き払う時っていうのは何となく感傷にかられるものですが、
実際のところは業者の人がやってきて、あっという間に手際よくラッピングして、箱詰して、というので
感傷に浸る余韻もそんなになかったりします。
人間帰る時には「ああ、帰るのか。。」と思う一方で、意外とその実務手続自体はさっくりしてる、のかもしれません。
日本を離れるときにもそんなことを考えていました。2年前。

(主に仕事面で)まぁいろんな事があったんですが、総じて楽しかったんだなあと思います。
色んな世界を見られた、というのもそうだし、会うべき人に出会えた事もそうだし、
中島みゆきはそれを幸せと歌っているのですが。
現地の人、在外の日本人、関係なく色んな知己が出来たというのがとても嬉しく、
一方で日本に戻ったら「会おうや」って言ってくれる先輩・友達・後輩がいて
なんかそれって幸せだなあって思うのです。
多少意地の悪い人間が周囲にいようとも
それは大多数のうちの一握の砂だと思えば、そこに神経を使う暇はあまりない筈なんですね。

日本に帰ってからの生活は、、まだあまり想像できておらず。
実は先週末日本に帰って、日本で住む家を見に行ってました。
(結局月島に住む事にしました)
今まで家→会社まで歩いて3分の距離だったのが電車で20分になるだけでもえらい違いですが、
日本で2年ぶりに東京に根を降ろして暮らすのはどんな感じなんだろうと。
まあ、意外とすんなり順応するのかもしれないですけど。

どこに行っても多分それなりに楽しく生きていけるのだとは思います。
それがこの29/30という年齢のタイミングにインド・ベトナムという2カ国をみる事が出来て
すごく楽しかったなあと思っています。
日本のことをちゃんと良い国だと思う一方で、これからもこうして世界の色んな国を
見ながら、生きていけると良いなあと思ったりします。
もはや生き方とか、人生哲学の話ですね。

一方で楽しかった思い出っていうのは全部人に紐づくものだと言うことも同時に感じています。
ムンバイも、ハノイも、すごくキラキラした思い出なのは
その地で偶然にも出会った人がいて、同じ時を過ごして、
同じ飯を食った時間があるがゆえのものだと思っています。
逆に自分の海外生活からその人たちを完全に取り払った所を想像してみると、
そんなものは具が何も入ってない二郎みたいなもので、無味無臭と言わざるを得ず。

色んな人を悲しませたり、ガッカリさせたりしてきたのかもしれないけど
(或いは、現在進行系?)
一方で自分もまた誰かにとってそんなキラキラした瞬間の一部になれていたら良いんだろうなと思います。

そんな帰国1週間前です。昼寝して起きたら21時でした。


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