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熱中症

昨日、人生で一番激しい熱中症になった。
朝、大学生との練習試合を終えて、駅に向かって帰るタクシーを待ってる時に
足が体を支えられなくて、立ってられなくなって、
陰に入って座ろうとするも、コンクリートが焼け切っていて座れず、
無理やり立ってるうちに、視界が真っ白になって、呼吸も浅くなっていって、
耳も、ダイビングして気圧が変わった時みたいに、全く何も聞こえなくなった。

生まれて初めて、ちょっと「死ぬ」って感覚を覗き見た気分になりました。
近くにチームメイトがいたから、肩借りてタクシー乗って、
駅まで向かえたものの気が気じゃなかった。
足だけじゃなくて、腹筋から肩から、至る所が攣り始めるし、
本当にあの時、誰かが近くにいないと炎天下のコンクリの上で倒れて、
そのまま脳に障害が残って、なんて事も本当に現実味を帯びて感じられて、恐ろしかった。

(そんな明らかに極限状態なのに「安全運転でいかせていただきます。本日は。。」って挨拶し始めるタクシー運転手、何考えてるんだ)

練習試合の途中からしんどさはあって、足も攣ってたし、1ヶ月ぶりの試合ということで
正直体はかなりきつかったけど、まさかあそこまでになるとは。
朝もちゃんと飯食って、飲み物も持っていって、そのあたりで無茶はしてないはずだった。
けど症状から判断するに、完全に脱水なんですよね
熱中症になって何が一番辛いって身体中の至るところが攣る事でした、地獄のように。
自分の意思とは関係なく体中がボコボコ攣り始める感じはどこかエイリアンに寄生されたような感じで、
高校生からずっとやって来たホッケーで、ここまで体にガタが来るとは思いませんでした。

改めて、自分の年齢というのを意識した次第。
同じチームに30歳以上の人はいっぱい居て、
30という年齢は一般的な境界線というわけではないのだけど、
自分は海外から戻って来たという事もあって、色んな事が変わってる事を改めて実感しました。
体力的な事もそうだし、前回以来書いてるアファメーション・メンタル的な事もそう。
心も体も、より気を使ってあげる事が必要なんだなぁと理解しています。

おかげさまで昨日は14時間死んだように寝ました。
家まで帰る電車も息絶え絶えでしたが、最低限必要なスポーツドリンクとかタンパク質は体に入れてあげて。
まだ筋肉痛は一部残るものの、大分と回復したように思います。

より一層自分を大事にしてあげる必要があるのかな、と思いました。
● 試合の前から、熱中症防止の飴を舐めるなり、氷を準備するなり、事前に対策ができるリスクについては対策をしておく。
● 普段からの積み重ねで、運動・食事・睡眠は普段からしっかり整えてあげる(大分意識してるつもりですが、足りないみたいです)。
● アフターケアの充実と、自分のコンディションの可視化・把握する事。例えば今の自分の体重だと重すぎる、とか、客観的に見て自分が今どの立ち位置にいるのか、を把握するのが大事かもしれません。

スポーツは試合中にフルパフォーマンス発揮するためにやるものですが、
試合前後にも、色々とできる事があるんだと思っています。
そして前にもまして、それを意識すべきということも、身を以て感じています。

そういう心の持ちようの変化と、
朝食べたお粥とゆで卵がいつもより美味しく感じられたこと
が、今回の体験の収穫かもしれません。
まだまだ現役でやりたいものね。そのためのセルフマネジメントなんかもプロの選手から学んでいこうと思います。
アスリートたるべし。


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