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自分の命を犠牲にしてでも

◯約2700人を救った1人の安全警備員

今日は、
あるテレビ番組で、9.11のテロにより崩壊したビル内にいた約2700人を救った1人の安全警備員について紹介されていました。

その方は日頃から職場の避難訓練などを指揮する方で、皆の安全を守るというのが役目でした。

彼は普段アメリカのサウスタワーで安全警備の仕事をしていましたが、

テロの当日、近くのノースタワーに機体がぶつかったことで、彼のいるサウスタワーにも機体が突っ込んでくるだろうと予想し、早めに従業員を避難させたのです。

ノースタワー、サウスタワー:当時のアメリカNYにあった世界貿易センターの塔のこと。ノースタワー(北タワー)サウスタワー(南タワー) 。テロ側にとって、ここを狙えば世界への影響力が大きいということがあった。

彼はただ避難させるだけでなく、

避難開始時や、避難途中で従業員の不安な様子にも配慮して、

「訓練と同じようにすればいいんだよ。いつも通りにね。」という優しい声かけや、

避難途中に機体が追突して、皆の間で絶望感が漂う中、

皆の気持ちを前向きに奮い立たせるような歌を歌ったといいます。

そして大勢をビル外へ無事に避難させました。

彼も無事生き残って外に出られたのですが、

その後彼は、まだ従業員1人がビル内に取り残されていると知り、その1人を助けるためビルの中に戻ろうとしました。周りからは「今行ったらあなたは死んでしまう!」と強く引き止められたのですが、

彼はその1人を救うために今にも崩壊しそうなビル内に再び戻り、必死に1人を探し回ったそうです。結果その1人を見つけることはできず、彼はビルの中で死んでしまいました。。

彼が死んでしまったこと、本当に悲しいです。テレビをみていても涙が溢れました。でも、彼の行動には胸に刺さるものがありました。

自分の命を犠牲にしてでも他の誰かを救おうとする彼の精神が本当に素晴らしいなと思いました。

さらに、死の直前には、

最愛の妻に、電話でそれまでの感謝を伝え、また自分が死んだ後の妻を気にかけて、彼の親友に妻のそばにいてもらうように頼んだそうです。

死ぬまで大切な妻を思い続け、彼女を気遣う彼もまた素晴らしいなと思いました。

そしてこんな死に方素敵だなと。。

もし私がこの人だったら、いくら仕事の役目とはいえ、今にも崩壊しそうなビルに戻る勇気なんてなかっただろうと思います。また最愛の妻のことを最期まで想っていた彼も素敵だなと…仕事の役目を全うした彼のこと、愛する人を最期まで愛したこと、本当に尊敬しました。


◯彼のストーリーを知って思ったこと

それは、

これまで、私自身、誰かのために何かをやることはあっても、

誰かのために自分がどうなってもいい’と思えるまで、頑張ったことって今まであまりなかったなと思いました。

もちろん、自分自身の幸せがあってはじめて相手に尽くせるので、相手のために自分を犠牲にしすぎるのもいけませんが、

相手のためにぎりぎりまで命を削ったことってないなと。

自己犠牲のしすぎも良くないので、尽くす程度の見極めは本当に難しいけれど、少なくとも目の前の困ってる人を全力で助けていく姿勢を彼から学んだ気がします。

そして、ふと私は中学から高校にかけて、支えてもらった塾の先生のことを思い出しました。先生は、私を第一志望の高校に合格させるために、授業外でも自分の時間を削って、勉強を教えてくれ、大学受験前には大学を選ぶにあたって私の自我確立を手助けしてくれました。先生のおかげで志望校に合格できましたし、現在、人生における自分の軸が確立できています。

誰かの努力や犠牲のおかげで今の自分が成り立っている

と強く実感しました。

私はつい、自分の努力だけでここまできたんだと思いがちで、周りの人の私に施してくれたことを忘れがちです。でも

今回のストーリーをきっかけに、誰かのために全力を尽くすことの大変さを感じさせられ、これまで自分の為に必死になってくれた人への感謝の気持ちが芽生えました。

その感謝は、すぐにでも相手に伝えたい気持ちは山々ですが、私はその感謝を次に助ける人への情熱に傾けたいと思います。

そして、また私の助けた誰かが、他の誰かを救ってくれたら幸せだなと思います。

こんな風に、尽くす連鎖が広まると幸せな社会になりそうだなと思いますね。

そしてまた、ストーリーの彼のようにいつか愛する誰かを最期まで愛し抜くことができたらさらに幸せだなと思います。


思いつきで書いたので、まとまりのない文章かもしれませんが、いつも読んでくださりありがとうございます(^^)これからも継続して投稿します。








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