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同郷の男 5話 2回目のデートの約束

5話 2回目のデートの約束


翌日、スケジュールを確認したらしく

次のデートの日程を提案するラインがきた。


「おはよう。昨日はありがとう。

ちょっと先なんだけど

再来週の月曜日はいかがですか?」

「お疲れ様です〜

こちらこそありがとう。

龍くんの夢見ちゃった。

月曜日オッケーです。」

「ありがとう。

昨日家帰って思い出して

ひとりでしちゃった。」

「嬉しい。ありがとう。

早く会いたくなっちゃった。」

「次新宿にする?ホテルとろっか?」

「うんありがとう。

新宿どこでも大丈夫だよ。」

「了解です。」

「ありがとう。」

「〇〇ホテル取っといた。

詳しくは近くなったら。」

「オッケー。ありがとう。」


その後、デートに着て行った服を洗濯機から

取り出すと、Vネックの襟元にチョコレートの

シミがついているのを見つけた。


(げ、あの時触られた手に

やっぱチョコついてたんだ。。。

ということは。。。)


干していたブラジャーも確認するとやはり

茶色いシミがついていた。


(最悪。。。)


さちこは少しモヤモヤしていた。


彼はさちこが会った時、

自身がラインがマメでないことや

毎日用もない挨拶ラインを送って来られるのは

苦手と話したことを同感していただけあって、

要件以外はラインして来なかった。


1週間が経ち、バレンタインデーがきた。

もうすぐ会うことだし、

先日のお礼も兼ねて、

コーヒーチケットをメッセージを添えて

ラインギフトで贈った。


「龍くん、先日はありがとうございました。

ハッピーバレンタイン

来週お会いするの楽しみにしています。」


3時間後に返信が来た。

「ありがとう。うれしいです。

早く会いたいです!」


さちこは「うんうん!」

というスタンプで返した。


翌日の夕方にまた彼からラインがきた。


「今度って何時くらいから大丈夫?」

「11時くらいがいいかなあ。

何時まで大丈夫なの?

早めのが良ければ10時とかでもいいよ。」

「昼間だったら14時くらいかなあ。」

「じゃあゆっくり会いたいから

10時に行くね。」

「えっと ごめんね。

14時から夕方まで大丈夫って感じなんだけど。

大丈夫かなあ。」

「夕方って何時ごろまで?」

「19時くらい。」


(それ夕方じゃねえし。)


「オッケー。じゃあ14時に行くね。」

「ごめん。すごい勘違い。

月曜だよね。10時から平気。

14時くらいに会社だった。」

「オッケー。じゃあ10時に行くね。」

「〇〇ホテル10時にデイユース取ってた。」

「だよね!?

前に予約してくれるって言ってたから。笑

ありがとう。」

「うん大丈夫です。ごめんね。

69と窓見ながら立ちバックしたい。」


(そっちは覚えてたんや。笑)


「ワクワク」のスタンプを返した。

彼は記憶力が悪いのか、

他のデート相手と間違えているのかは不明だが、

そういう頭の悪いやりとりをすることで

さちこのテンションは下がる一方だった。


「どんな体位すき?」

「バックも立ちバックも好き。

対面座位も好き。

立ちバックは鏡の前でするのが好き。」

「練習しとくわ。」

「他の人と練習しちゃ嫌だ。」

「イメトレ。笑」

「イメトレか。笑」


(まあ今度素面でガッツリやって

判断することにしよう。)


さちこの頭の中では彼の上向きカーブは

対面座位には適していないのではないか

というイメトレだけはできていた。


6話に続く。。。


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