【小説】フラッシュバックデイズ 26話
この小説は決して違法薬物を推奨するものではありません。
架空の話であり、小説、エンターテイメントとしてお楽しみください。
26話 ネパール編① ポカラへ
バラナシからポカラへのバスは過酷だった。路面の凸凹を一日中固い座席で感じながら、夜は扇風機もなくベッドしかない野戦病院のようなところで降ろされた。ほとんど眠れないまま、翌日もガードレールもない結構な山道を今にも壊れそうなバスで登っていく。長い山道登りも終え、少し涼しくなってきた。時間的にもそろそろ着く頃だと思ったその時、