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ろくでなし子・森下泰輔まんコラボ展、お陰様んこで大盛況でした!


ろくでなし子・森下泰輔まんコラボ展 - It’s not here 仮象としての現実に関する考察 Considerations on Reality as Virtual universe -(6月13日から25日迄)、お陰様で、特に後半の3日間は沢山の方に観に来て頂き、つつがなく終了致しました。


森下泰輔氏の作品は、ろくでなし子事件を、私本人というよりもネット上での言説や事象から、年代ごとに森下氏がイメージしたカンバス作品に仕立て、しかしその作品は会場には展示せず、敢えてQRコードのカンバスから読み込むと出現するという、文字通り『”It’s not here” だけど仮想空間に存在するアート』を提示されていて、私自身すら気づかなかった新たな発見のある楽しい作品でした。


実際にどういうものか知りたい方は、このカンバス作品のQRコードを読み込んでみてください。




わたしの方は、2013年からずっと「観に来た人も巻き込めるアート」を目指しておりまして、(裁判がその頂点でしたが)今回は「ゲーム上でその世界の中に入ることができる作品」として、アートとゲームを融合させました。


正直、2015年に裁判が始まってから数年は、それを超える面白いプロジェクトアートはもう出来ないと創作意欲を失いかけておりましたが、ふと、3dで逮捕されたのならこの機に3dCGの勉強をしてみようと思い、3dモデリングをはじめたところ、とても楽しくなり、まんこのゲームを作ってみたいという新たな目標ができました。そうこうするうち、今回の、アートとゲームを融合させる新たな試みを実現させることができました。


ゲーム参加者はろくでなし子作品が展示されたバーチャルミュージアムの中に入って散策し、会場内のキャラクター達(実在するアーティストや作家や弁護士や関係者)と会話もできます。さらに、刑事に話しかけると逮捕され、怖い部屋にとじこめられてしまう。そこから留置所脱出ゲームがはじまる仕組みです(メニューバーより最初からゲームすることもできます)。ミュージアムとゲームは無料で公開しておりますので遊びに来てください。https://decoman.io/museum/

https://videopress.com/v/m4boh1GY?resizeToParent=true&cover=true&preloadContent=metadata&useAverageColor=true

ただ、お客様の中には、会場に自由に使えるパソコンが置いてあっても、「展示物だから触ってはいけない」という思い込みがあるのか、こちらがしつこく勧めないと触ってくれません。


そうかといえば、ゲームの最終ステージの裁判所の判決を何回も受け、どうやったら無罪になるかを楽しんでくれる人も老若男女関係なくいらしたので、ゲーム好きは若い男性が大半かもしれないからろくでなし子のお客様層には合わないかも?というわたしの思い込みも覆りました。ある意味興味深く、とても勉強になった展示会でした。


来年は逮捕10周年です。2014年の逮捕のきっかけとなった新宿眼科画廊にて、10周年記念展も予定しております。今よりさらに、観に来た人が自分の事のように体験でき、バカバカしすぎて脱力しながら、人権についてもちょっと考えるようなアートゲームを作っていきたいです。







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