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鳴った警鐘、No War

※個人的な見解を多く含みます。ネット上で見たニュースや報道番組で放送されたニュースを元にもしています。実際の事実と異なる情報もあるかもしれません。全てを鵜呑みにはしないでください。あくまでも僕個人の一意見です。
それでもなお僕の気持ちを書き記したい、そんな想いで書いています。
極力穿った見方にならない様に心がけております。
何卒ご理解の上でのご拝読、宜しくお願い致します。


今回のnoteを書くにあたって、非常に悩みました。
"一般人の僕が、こんな大事に意見を述べていいのか"
"もしかしたら、間違った伝わり方もするかもしれない"
"誰かを傷つけてしまったらどうしよう"
"今までの僕のnoteと趣旨が違うんじゃないか"

ここ数日、そんなことばかり考えていたのですが、先程とあるニュースの映像を見て、やっとその決心がつきました。

テレビの情報番組で流れた映像。
ウクライナの子どもの涙する姿。
涙ながらにその子が溢した言葉は、「これから私たちはどうなるの?」


人類は悠久の月日の中で、幾度となく争いを繰り返してきました。
理由はそれぞれ。
領土を巡った問題だったり、資源を得るためだったり、他国より優位に立つためだったり。
どれもこれも、人命より優先するべきものなのでしょうか。
国と国の闘いもあれば、国内での紛争も。
世界中が「平和」と呼べる状態であれたことは、どれだけの期間あったのでしょうか。
絶えない争い。

自国の領土や国民を守るために仕方なく戦った場合もあったのかもしれません。

しかし、政府が介入し、自国の利益ばかりを考え、損得勘定で他国を貶める。
実際その戦いを強いられるのは、軍隊のいわゆる軍人であったり、現地の人間。
政府の偉い人間は手を降さない。
戦地で肥大する戦火の最中で流れる血の全ては、政府のお偉いさんには見えない。見ようともしない。


誰がこの戦争を望むのでしょうか。
ロシアの軍人さんも、きっとウクライナ人を殺害したいという訳ではないでしょう。
(個人的な私怨を抱える方も中にはいるのかもしれませんが)

そもそも、この戦争のきっかけは、ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)に加盟したいという意に反するロシアの一方的な攻撃です。
NATOとは何かについてはここに書くと情報量が多すぎるので、お手数ですが、ご自身で検索してみてください。
バルト三国と呼ばれる旧ソ連の地域が立て続けにNATOに加盟を承認され、ウクライナも加盟を求め続けていました。
しかし、NATO側は「常に門戸は開かれている」としつつも、ロシアとウクライナなどの民族的な歴史背景などの面の配慮から、すぐすぐには加盟を認証できずにいました。
ロシアはNATOには加盟していません。ロシアの主張としては、「これ以上東方へ機構を拡大しないでほしい」というものです。
ここでウクライナがNATOに加盟すれば、ロシアは常に隣国から銃口を突きつけられている状況ともとれます。
そもそも、ロシアが軍事的な行為に及ばなければいいだけだとも思うのですが。
そこで、危機感を抱いたロシアはウクライナの東の独立を求めていた二つの地域のウクライナからの独立を承認しました。これはロシアのみの一任で決められました。
それによりロシアはウクライナに侵攻しやすくなると考えたのではないでしょうか。
そもそも、ソ連解体以降も、大統領は変われどロシアは領土を拡大したい思いがあったのかもしれません。
このままロシアのウクライナへの攻撃が熾烈を極めれば、欧米諸国とロシアが対立する形は避けられないでしょう。
恐らく、国連での発言を聞く限り親露派の中国はロシア側に着くでしょう。
逆に欧米諸国はウクライナ側に着くのは間違いないでしょう。日本も当然ウクライナ側に協力すると思われます。
こうなると、露中に対するは、ウクライナ+欧米、日本をはじめとした東アジア、オセアニア。
詳しくはまだ分かりませんが、このような対立の構図になるのでしょうか。


そして、ロシア政府は核爆弾の使用の可能性も示唆しました。


ここで求められるのは、日本の立ち回りだと考えます。
歴史を遡ることおよそ77年。
時代は第二次世界大戦、太平洋戦争の最中。
日本の都市に相次いでアメリカ軍による空襲が行われ、あらゆる主要都市が焼け野原と化しました。
そして1945年8月、広島県と長崎県に原子爆弾が投下されました。
もはや日本は戦える術を無くし、降伏を宣言。受諾。
第二次世界大戦、太平洋戦争は日本の敗北で幕を閉じました。
沖縄では地上戦があったものの、本土決戦とならなかったのは不幸中の幸いなのかもしれません。
アメリカは本土上陸も視野に入れていたと聞いたことがあります。
非常に悲しい歴史であることに変わりはないのですが。


日本が一面焼土と化し、はや幾星霜。


戦後復興へ向けて、先人達が弛まぬ努力を積み重ね、今や日本は欧米の列強に肩を並べる程の経済大国に発展を遂げました。
戦時中は自国を、そしてなによりも自らの家族を護るためにと、数え切れない程の兵士、及び民間人が命を落としました。
その犠牲の上に今の日本があります。
それを我々は忘れてはいけません。



しかし、核を使用する可能性の出てきた今、求められることは日本の経済力ではなく、世界で唯一の被爆国であるという事実ではないでしょうか。



太平洋戦争を経験し、生き抜いた世代の数は減っていっています。
それは年を経ていくことなので仕方のないことなのですが、語り継いでいかなければなりません。
今でも義務教育では平和学習は行われているはずです。
日本の戦争の歴史を風化させてはいけない。
今も残る、戦争の爪痕を今後も残していかなければならない。
その日本が今の世界の局面でどのように動くのか。
日本は軍事力を持ちません。
しかし、自衛隊は武力として扱われてしまうかもしれません。
それは避けなければならない。

軍事的な支援ではなくとも、ウクライナへの支援はできます。
事実、欧米諸国ではロシアへの制裁措置を既に行っています。
日本も人道支援等でウクライナを援助できるのではないでしょうか。
NATOとしても、日本は「国別パートナーシップ」として認定されており、日本の自衛隊も諸国と合同演習などを行なってきたそうです。

そもそも、ロシアは国連の常任理事国の一国です。
国連はロシアを止められなかったのか。
もはやロシア政府は聞く耳を持たなかったのか。
真相はわかりません。

現在ウクライナに在住している人も、延いてはロシア軍の軍人も戦地の人間は命掛けです。
当然、どちらにも大切な家族がいます。
帰りを待つ人がいるのです。
死にたくないのは攻撃を受けているウクライナの方だけでなく、ロシアの軍人も同じではないでしょうか。
白兵戦となればそれこそお互い命掛けです。

お互い、人殺しをしたいはずがない。
それでも、自衛のために、ウクライナの人々は一般人さえも火炎瓶を持たされているとのことです。


これだけ望まれない争いを、止めることはできないのでしょうか。
どうすれば止められるのでしょうか。
世界各国で反戦、停戦を求める声やデモが相次いでいます。
ウクライナは勿論、ロシアの軍人もこれ以上の戦いを望んでいないのではないでしょうか。
最早、ロシア政府の暴走と呼んでも過言ではないのかもしれません。

今この記事を書いている時点で、ロシアとウクライナの両国がベラルーシにて協議を開いています。
ここで"停戦"となることを切に願います。


これ以上、尊い命を犠牲にしてはならない。
子どもたちの明るい未来を守らなければならない。
これは大人が努める義務です。
子どもたちは国の宝でしょう。
もちろん、子どもだけでなく、国民全員の命が安全におけるという保証が一番優先されるべきです。


あれだけ幼い子どもがカメラの前で涙する姿。
あの映像を見て、この戦争が間違いであることに気づかないのは、はっきり言って感情が欠落しているとしか思えません。


現地には日本人もおよそ120名程いるとのことです。
もはや他国が勝手にやってる他人事では済みません。
流石にもう気づいているとは思いますが。
もしもまだ実感が湧かないのであれば、日本に及ぶ現実的な問題も書いておきます。
ロシアがこのままこの行為を続ければ、ヨーロッパはロシアからの油田のやり取りを停止するでしょう。
そうなれば、更に原油価格の高騰が見込まれます。
今よりもガソリンや灯油の値段は跳ね上がりますよ。
こんなことわざわざ書かなくても流石に事の重大さはわかるでしょうけどね。
もう、この戦争に勝ち負けは必要ないと思います。
一刻も早く、これ以上犠牲の出ない内に正しい判断が下ることを願ってやみません。

この気持ちがロシア政府にどうにか届かないものか。
ウクライナとロシアから遥か遠いアジアの極東、日本より誠に非力ではありますが、心より平和を祈願致します。
並びに、戦火の犠牲になられた方々に哀悼の意を表します。

ひろき

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