田舎に住んで、コーヒー豆を挽くようになっていた。
友だちがわたしに言う。「くりたさん、このあいだ写真見て思ったけど波佐見に行って若返ったよね。コーヒー豆も挽いてコーヒー淹れてそう」と。コーヒー豆、挽いてる!
こんにちは、こんばんは。くりたまきです。
まだ東京にいるとき、その友だちに「コーヒーを焙煎された豆の姿のまま買って、家で挽くのがおいしいとわかってはいるんだけど、めんどくさくて躊躇している」と話したことがあった。
なんてどうでもいいことを話してたんだろう。
どうでもいい話をできる友だちがいるっていい。
そう、本当にわたしはコーヒー豆を挽く人間になった。生活リズムが変わってきたからだろうか。
コアタイムなしのフレックスで、11時くらいにゆったりと出社していた広告制作会社のころ。帰りの時間は日によって異なっていた。
いまは8時に出社して、18時くらいにはだいたい帰宅する。それからちゃんとごはんをつくったり、本を読んだり勉強したり、個人の仕事をしたり。
暮らしのリズムが変わって、コーヒー豆を挽くことのめんどくささを感じにくくなった。
ちょっとずつ、手間ひまをかけるよろこびを増やしているような気がする。
わたしが若返ったのがどうかは、よくわからない。ただ空気の澄んだ波佐見町で、山菜を採って食べたり、うつくしい星空を眺めたり、おいしい棚田のお米を食べたりしながら、心地いい環境で暮らしている。
「いいね、くりたさんいい感じだね」と友だちが言う。
そうなんだよね、いい感じに暮らしてる。そろそろ引っ越して一年、田舎暮らしについてのnoteをまとめたいな。
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。