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この町で、ちょっとずつ縁がつながっていく。

今日は波佐見町の西の原で行われていた『肥前やきもの圏作家展』へ行ってきた。とりあえず取材を、とひとりで出かけたのだけど、思いもよらない展開になった。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

いろいろまわって、作家さんともお話しして、写真を撮らせてもらって。波佐見出身で、現在は町内で茶器を中心につくっている林潤一郎さんに、ろくろを回しているところを見せてもらった。

急須をパーツごとにつくっていく林さん。胴体、ふた、持ち手、注ぎ口、茶こし。どれも繊細な仕事だった。

撮影しながらじっと見つめていると、林さんの周りに人が増えてくる。

わたしの知り合いやお友だち、はじめてお会いする作家さん、そして面識はなかったけれどnoteを見てくれてたという方と一緒に林さんの実演を見つめた。

出会った人と新しいつながりができたり、二度目ましてで連絡先を交換したり、工房にみんなでお邪魔する約束をしたりして、うれしい時間だった。

波佐見は決して大きな町ではないけど、それでも、なにもしないと人と出会えない。ちょっとずつ、いろんなところへ足を運ぶことで、パズルのピースを一片ずつ手に入れるように、つながっていく。

まだ片隅の絵が見えはじめたかなってくらいのものだけど、「このピースとあのピース、つながってたんだ!」という発見もあってわくわくする。人とのつながりって、おもしろい。

「わたし、くりたさんのことnoteで知ってて、じつは美容室も同じところに行ってるんですよ。美容師さんに教えてもらいました」なんて言われると、不思議な気分になる。あの美容室に通っているというだけで、もともと好印象だった彼女への、友だちになれそう度が100%を超えた。もう300%大丈夫な気がする。

結局、取材をちょろっとして帰ろうと思っていたのに、3時間も楽しんでしまった。

明日は冬至。

暦生活さんで、こんな記事を書かせていただきました。

冬至には、「運」をつけるために、にんじんやだいこん、かぼちゃ(別名:なんきん)など「ん」のつくものを食べます。かぼちゃを食べるって、よく言いますよね。

わたしは「運」というより「縁」をたぐり寄せるために、かぼちゃを食べようかな。今年のすてきな縁に感謝しながら。

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。