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文字起こしめちゃ大変ばい!

だって方言だから!方言を文字起こしするの大変ばい。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

インタビューする、録音したデータをそのまま文字にする、それから原稿をつくる。というステップで普段はインタビュー記事を書いている。

取材相手はだいたい波佐見弁で話すので、わたしは取材あとの文字起こしに戸惑う。

なにを言ってるんだ、この人。

厄介なのは、学術的な専門用語などと違って、わからない方言をググっても正解がわからないことが多々あることだ。

方言サイトをつくってくれてる人たちは本当に尊い、ありがとうございます。

とにかくわからない。というところが約一年前のわたし。波佐見弁を聴き慣れたいま。

もっと大変なことになってる。

なんとなくニュアンスがわかるようになったため、Googleドキュメントの音声入力をするとき、標準語に訳して読み上げるのではなくつい音源そのままを読み上げてしまうのだ。

もちろん、Googleがいかに優秀でも波佐見弁を完全理解はしてくれない。陶磁器の専門用語も変換してくれないし、固有名詞も無理。

つまり、文字起こしが全然全然全然進まない。

今日もそんな日だった。でもひとつ、最近思っていたことに勝手に確証を持った。

「よか」という言葉はいい。

いいよ、大丈夫だよ、みたいな意味で、みんな「よかぁ〜」とか「よかよかぁ〜」と言う。この最後の母音がaで終わるあっけらかんとした感じ、いい。

東京と気温なんかはほぼ変わらない長崎県(日は長いけどね)。それでも人びとが陽気な気がするのは、言語によるところもあるのかもしれない。

あたたかくて、元気なリズム。

「しょうがない」は「しょんなかぁ」と言う。これもなんか、ちょっと明るく聞こえてネガティブな成分が少ない音な気がする。

なんて現実逃避をしながら文字起こしをゆっくり進めている。


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