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【接客スキル】観察眼を上げるためにしたこと。

「どうしたら、もっともっとカメラが売れるんでしょう?」
「お前、じぶんで考えろよ。なんでも聞いてちゃダメだぞ」

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こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

わたしは大学生のころ家電量販店でカメラを売るアルバイトをしていました。必死だったので、周りの先輩たちにたくさん訊いて教えてもらってました。

家に帰っては泣く日々を過ごして、しばらく。

気がつけば、周りの環境に激しくも恵まれていたため、派遣会社でもトップの成績を出すようになっていました(幸運EX)。

そこまで辿り着くにはいろんな、そりゃいろんなことがあったんですけど、それは置いておいて。

接客スキルのひとつ、観察眼を鍛えたことは、その後もずっと役に立っているなと思います。ある日、とても凄腕の先輩に訊きました。

「どうしたら、もっともっとカメラが売れるんでしょう?」
「お前、じぶんで考えろよ。なんでも聞いてちゃダメだぞ」
「正論! そこをなんとか!」

食い下がると、こんなお言葉を頂戴しました。

「街ですれ違う人がどんなカメラを買うか、常に考えろ」
「えっ」
「その人の服、アクセサリー、髪型、雰囲気、仕草。そこから想像してみるんだ」
「えっ」
「おれはやってる」
「やります」

こんな会話から、わたしも早速トレーニングをはじめてみました。これが妄想癖のあるわたしの性に合っていて、とてもおもしろかったです。

この女性はおしゃれだなあ。ヒールが似合う。小物もカラフル。買うとしたら、旅行のときに使う感じかなあ。カメラもあまりガチガチのじゃなくて、カラーバリエーションがあったりデザインがかわいいやつのほうがよろこばれそう。小さいおしゃれバッグにも入るようなやつがいいかな。

あっちの男性は、シンプルな白シャツ。でも、地味じゃない……?なんかこだわってそうなシルエットだ。時計も見たことない凝ったデザイン。ものすごくこだわりが強い人なんじゃないか。こういう人は、スペックがしっかりしている、本格的なカメラが好きそうだな。

なんて考えていると、とても楽しかった。それに、お客さまとのちょっとの会話から、いろんな方向の提案をできるようになった。

気がつくと、自然と観察するクセがついていて、今も抜けない。そのせいか、女友だちをナチュラルによく褒めるのでよろこばれる。

「今日の服はじめて見た。そういう上品なの似合うよ、かわいいね」
「染めてる髪の色、瞳の色と一緒ですてきだね」
「猫のピアスだ! 猫好きだもんね、好きなのつけてるとテンション上がるよね」

これはモテスキルでもあるんじゃないか……?

あ、いや、でも、あの。わたしがモテてないんでちょっと立証はできないんですけど、はい。きっと役に立つと……ええ。

とにかく、接客には役に立ちます。ずっとお客さま目線で、なりきって考える感じ。もしよかったら、試してみてください。


さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。