“人をダメにするソファ”導入によって生じた暮らしの変化
今回のソファ導入に伴い部屋をカスタマイズし、ひとり暮らしによるひとり暮らしのための部屋が極まった。その経緯を記す。
こんにちは、こんばんは。くりたまきです。
これまでも導入を検討してきたものの、購入には至らなかった通称「人をダメにするソファ」。人をダメにする、とは大袈裟な響きであるし、そもそもソファにダメにされる人類側に問題があるのでは?他責にもほどがある。しかし、そう絶賛されているのでnoteでも「人をダメにするソファ」という通称を用いることとする。
懸念点は以下のものであった。
①大きすぎる。ひとまわり小さいサイズも存在するが、かといってそれでは物足りない。悩ましい。
②床座か椅子座か決められていない。現在我が部屋には以前より使用しているこたつ机があるが、椅子座に切り替えるか悩んでもいた。
③掃除の邪魔になるものを床に置きたくない。ずぼらなので、床にものを置くことはすなわち死。掃除が行き届かなくなる、部屋の死である。
こうした懸念と幾度も相対し、無印良品のサイト内を周遊し、口コミをリサーチした結果、購入に至った。
上記の懸念点については下記のように自らと折り合いをつけた。
①の大きすぎる、はつまり部屋の空間を占める物質の割合が大きすぎる、ということと同義といえる。そのためほかのものを捨てて、物質による部屋の占有率を下げた。主にこれまでのクッションなどを処分。
②については、まず非常に寒いとされる波佐見町の冬を越すにはこたつと離別することはできないと判断し、短期間で椅子座に切り替えることは諦めた。書き仕事をするのに椅子でと思ったが、ファミレスを有効活用して様子を見ることに。
③については、ふつうのソファに比べれば大きさの割には軽いため、掃除もするだろうと己を信じることとした。コロコロをかけることをタスクとして設定し、「毎日その日寝る前最後のトイレに行ったあとに、ソファの下のラグとソファ本体にコロコロをする」と決定した。
もう一点、気になっていたのが耐久性である。人類側がダメになりすぎているせいなのかは不明だが、クッション内のマイクロビーズがヘタってしまい、ぐでんぐでんになってしまう場合がある、というクチコミが散見された。
この点については、伸縮性の低いデニム生地が側面に使用されたカバーにすることで、よしとした。
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このように検討に検討を重ねて導入した「人をダメにするソファ」。まだ使用して数日だが、すばらしい。人をダメにするどころか、簡単に人を堕落させる兵器である。
ふわもちの触感、包容力のあるサイズ、座る人間の姿勢に合わせて変化する異能。
もともとの生活サイクルができあがっていなければ、わたしもとうに生活を侵食されていたことだろう。
大切なことは、ただひとつ。
帰宅してすぐにソファに座らないことだ。
帰宅したら、すぐに食事をつくりシャワーを浴びる。このふたつが終わってから、座ってごはんを食べて、ものを書いたり読書をしたりして過ごすのだ。
帰ってすぐに誘惑に負けてしまうと、食虫植物に惹かれる虫のごとく、終わってしまう。いちど捕まったらあとは死あるのみ。その日にやるべきことが後回しになって1日が終わる。
しかし気をつけて付き合えば、たいへんすばらしいパートナーとなる。
至福の時を過ごし、1日の疲れを癒してもらうことができるのだ。冬にはこたつとセットで魅惑のひとときをもたらしてくれるだろう。
今後、どのくらいヘタるのか経過観察を行うこととする。
このソファは、ひとり用だ。複数人で使用するためのものではない。これまで6年以上ひとり暮らしをしてきたが、ひとり暮らしここに極まれり、という充足感がある。今後もし誰かと住居を同一のものとする場合は、もうひとつ買い足すことも検討したい。なおその予定は現在はない。
【結果】
人をダメにするソファ、最高〜!
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。