メイドインアビス 深き魂の黎明 感想
メイドインアビス 深き魂の黎明
見ましたー!
可愛い絵柄と裏腹にグロ展開、映画でも相変わらずですねえ。
しかし、映画にしたからと言って御涙頂戴展開に無理矢理しなかったのは評価できます。
純粋にアニメの続きを見ているような感覚で見終えることができました。
このアニメ、巷では鬱アニメと言われているらしいですが私はそうは思わないんですよね。
私の中の鬱アニメは「東京マグニチュード8.0」とか「電脳コイル」とか「CLANNAD」なので、正常に鬱アニメを認識する力はあると思うのですが。
なぜだろう?と考えていたら、オタキングが、YouTubeで解説していて、非常に納得したので、その解説をもとに私なりの解釈を書きますね。
ちなみに私が参考にした動画はこちら。
647的解釈
生きた人間を糧にアビスの呪いを回避していたボンドルドな訳ですが、彼自身もほとんど生身の人間とは言い難い体をしています。生きた人間を、研究対象にしたり、呪いから回避するための道具にしたりと非情な彼なんですが、彼はサイコパスである事は間違い無いんですけどね、道理に適った行動をしているんです。
アビスの深層への探究は、人類が生き延びるための資源確保に必要不可欠である
↓
自分自身の体を糧に白笛をつくったため、自分自身の体を使った呪い回避ができなくなった
↓
アビスの深層へ探究するためには他人をも実験対象にするしかない
↓
自信を含め生きた人間を研究対象にする事は人類繁栄に対する大義だ
だから彼はナナチを単純に人間として見下すような表現をすることはないんです。
ナナチを実験対象として見ているからです。だから、優秀と始終そう言っています。
人格破綻しているのは間違いないですが、かといって彼はちぐはぐで意味不明なキチガイではないんですね。
ちゃんと大義のもとに行動しているんです。
だからなんとなく彼を憎ましく思わず、そして鬱にもならなかったんだなーと思います。
オタキングはアビスへの探求=人類繁栄の糧というような解説をしていて、だから私はこの解釈にたどり着くことができました。
現実世界でもボンドルドのようなことをしなければならない(非道な)職業の人間はいるわけですよね。さすがに人間を道具扱いまではないでしょうけど……。
だからグロいとは思うものの鬱にはならないし、ボンドルドを悪役のようにはあまり思えなかったんですね~。まあ普通に怖いけど。
絶対かかわりたくないタイプやん。自分自身すら改造しちゃう系研究者って一番怖いよね。自分の身が可愛いサイコパスの方がまだ人間味あるよ。
メイドインアビスはめっちゃ面白い!っていうわけじゃないんですけど、普通に面白いってくらいには見れるのでぜひアニメ見ていない人は見てみてください。
この映画はアニメの純粋な続きになっていますので。
グロ確ですが、鬱にはならないと思うよ、多分。
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