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真鶴日記#20~サードプレイスと庭~

5月24日。昼前に真鶴を出て、電車で東京へと向かう。いつ見ても、車窓越しに覗く相模湾はやっぱりとてつもなく綺麗で、この景色に見向きもしなくなる日がいつか来るのだろうか、なんて思いながら、うっとりと外を眺めていた。

真鶴は、「居場所」を見つけやすい町だと感じる。心が落ち着く場所、何か特別なことをするわけでもないけれど長居できる場所、誰かに会いたくなったらいつでも駆け込める場所。そんなスポットが、幾つもある。

「スポット」と表現したけれど、町そのものが、そんな雰囲気を纏っているような気もする。真鶴のサードプレイス※化計画、どうだろう?

※自宅でも職場でもない、居心地のいい「第三の場所」のこと
参考:https://eleminist.com/article/1649

真鶴の隣に位置する湯河原町を含めたこの辺り一体のエリアで、自宅の庭を一般の人向けに開放し遊びに来てもらう〈湯河原真鶴オープンガーデン〉という取り組みが、年に2回ほど(たしか)行われている。先日、シェアメイトの誘いで、出庭者さん(表現、これで合ってるのだろうか?)のお庭にお邪魔させてもらった。

昔は、民家の縁側に気軽に近所の人が集っていたなんて言うけれど、今の時代、しれっと勝手に入れる人様のお家はそうそうない。「住み開き※」と称して、意図的に自宅をパブリックスペースとして開放する取り組みはあったりするけれど、「ウチの中を見せるなんてとんでもない!」というのが一般的な感覚だと思う。その意味で言うと、「庭」を開放するというのは、何となくちょうどいいのかもな、と思った。

※住んでいる場所の一部を、無理のない範囲で他人へと開くこと
参考:https://karigurashi.net/ours/asadawataru-1/

おわり


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