見出し画像

6+3+3地歴学習❻高等学校での地歴学習

小中高の地歴学習の組み立て方

6+3+3地歴学習プロジェクトは、小学校の6年間、中学校の3年間、高等学校の3年間をつなげて地歴を学ぶプロジェクトです。ここでは『6+3+3地歴学習❸バラバラに知る知識を通史に集約していこう』の”高校生に起こること”などで示した成長過程などで、公教育での遠足・校外学習・修学旅行の中に無理なく地歴学習を取り入れるポイントを具体的に示していきます。

6+3+3地歴学習の具体的な組み立て方

❶この国の成り立ちを通史としてとらえよう

選択してきた科目や耳にしがちな知識など、偏りがある状態で社会に出るのではなく、この国の成り立ちを通史として捉えられるように遠足や修学旅行や総合学習の時間を使っていきます。

近代史など習わなかった部分も意識しながら、古代史や人物等追及しても『諸説あり』な部分を追いすぎず、歴史の単語でしか知らない場所を訪ねてみたり、その土地の概要を組み立てながら調べ学習をしたり、歩いて高低差を感じてみたり、全体を補完しながらリアルに感じられる現場を歩いてみると良いと思います。

すっきりとこの国の成り立ちや通史を把握して、やり残した感なく次のステージで経験値を積んだり専門分野を極めたりできるよう、地歴学習で準備を終えましょう。

❷これから関わる都市の地歴を知っておこう

6+3+3地歴学習では12年間の最後に、これから仕事や進学で関わる都市や首都を地歴の面から学習し理解しておくことを勧めています(座学を含む)。

都市がどんな歴史の層で出来ているのかわかると、規模の大きさや人の流れに圧倒されることなくスタートできます。土地の気質や文化の源を把握しておくことは『現在地』を理解するのに多大に貢献できると思います。

❸自分と地歴とのつながりについて

地歴を学んでいく中で、自分と土地との繋がりが見えてくることがあります。名字だったり、習慣や気質など、自分の中にある要素を多角的に深く観る時期、職業の選択や人間関係を考える一助になるかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?