ヴィシソワーズ この涼しげな誘惑
冷製スープの定番
夏になると冷製スープをよく目にする。その中でも、じゃがいものスープ、ヴィシソワーズは定番だ。昔から、夏になれば我が家でも時折作ることがある。ただ、なめらかにするのにブレンダーを使ったり、裏漉しをしたりする手間と、冷蔵庫で冷やす時間がかかるのとで、休日に余裕のある時しか作れなかった。今は退職した身なので、作ろうと思えば、いつでも作れる。今シーズンに冷製スープを作るのは3回目だ。前回は、ウェブ上のレシピで作ったが、少し重たかったので、以前から作っているレシピに回帰して作ってみた。
いつものレシピ
野菜を炒める・スープを加えて煮る
じゃがいもは薄い銀杏切り、玉ねぎは縦薄切り、ねぎは小口切りにする。鍋にバター30gを溶かし玉ねぎ、ねぎを入れて中火で炒める。しんなりしたら水にさらして、ヌメりをとったじゃがいもを加えてさらに炒める。セロリを玉ねぎと一緒に加えてもいい。全体に火が回ったら、塩、胡椒を加え、スープを入れて、材料が柔らかくなるまで少しずらして蓋をして、30分煮る。
ミキサーにかける・牛乳生クリームを加える
柔らかくなった材料をミキサーにかける。なめらかさにこだわる場合は裏漉しをした方がいいかもしれないが、ミキサーでも十分だ。我が家では20年以上前に買ったブレンダーが現役で活躍している。
牛乳と半量の生クリームを温める。沸騰させないように気をつけて、弱火で温めるか、電子レンジで少しずつ様子を見ながら温めてもいい。そこにミキサーにかけたものを加える。
冷蔵庫で冷やす・サーブする
ここで味見をしてみて、塩加減を確かめ、調整するといい。粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす。時間がない時は、鍋を氷水を入れたボウルに入れて粗熱を取ったり、冷蔵庫ではなくて、フリーザーで冷やしたりもする。生ぬるいのは最悪なので、何としてでも冷たくする。もちろん器も冷蔵庫で冷やしておく。
納得がいくまで冷えたら、残りの生クリームを加えて、冷やしておいた器に注ぐ。でも、食べる直前まではスープも器も冷蔵庫の中に入れておくようにしている。器に注いだら、好みでアサツキやパセリなどを散らす。今回はピンクペッパーも浮かべてみた。何かある方が見た目に良い。何も散らさないなら、最後に加える生クリームでカフェラテのように模様を描くのもいいかもしれない。
冷製スープはヴィシソワーズ以外にも、コーンスープやパンプキンスープもある。ヴィシソワーズのバリエーションとして、じゃがいもの代わり海老芋やさつまいもを使って、同じように作ったこともある。いずれにしても、この涼しげな誘惑、暑い夏にはぴったりだ。時間のある時に挑戦してみては?
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