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モディリアーニ展 大阪中之島美術館

大阪中之島美術館

先日大阪中之島美術館に行ってきた。開館記念の「モディリアーニ展」がお目当てだ。もちろん美術館自体もオープンの経緯やそのデザインの斬新さが新聞などでも取り上げられていたので、そちらにも興味津々だった。

神戸からは尼崎で東西線に乗り換え、新福島で降りて、中之島方面へ徒歩15分程度。中之島に近づくと四角い黒い物体が見えてくる。一階部分は2階より一回り小さいガラス張りに見える。中は広々としたフロアに長〜いエスカレーターが交錯している。

北から見た美術館の様子 黒い箱の一部はガラス張り
エスカレーターから見下した風景
2つの展覧会の幟があった

モディリアーニ展

いつの頃からかモディリアーニが好きになった。はっきりと覚えていないけれど、若い頃、どこかの展覧会でモディリアーニの絵を見て気に入ったのだと思う。それ以来、彼の絵を見る機会があれば、できるだけ見にいくようにしている。何と言ってもアフリカの彫刻にあるようなプリミティブな人物像にとても惹かれる。

モディリアーニは若くして亡くなったために作品数が限られており、彼の作品を収蔵する美術館を訪れても見れるのはわずか数点とか、1点だけという事になる。昔パリに行った時、ポンピドーセンターに彼の作品がいくつかあるということでわざわざ行ってみた(今と状況は違うと思う)が、ほんの数点だけだった。

何が言いたいかというと、この大阪中之島美術館のモディリアーニ作品展、国内外の作品を美術館蔵、個人蔵を問わず集めてきており(ハリウッド女優、故グレタ・カルボ蔵まで!)、本当に充実した展覧会になっているということだ。合計40作品、メインの展示室にはぐるっと見回してモディリアーニ渾身の作品が18点!モディリアーニのファンなら至福の時間を味わえること請け合いである。

大阪中之島美術館蔵の裸婦像 この作品は撮影可

帰路、変わったオブジェが目についた。館内では長田(神戸)の鉄人28号よりは小さいけれど、大きなロボットのようなもの、館外には猫の宇宙飛行士のようなオブジェが置いてあったりする。何だか良くわからないけれどワクワクしてしまう、そんな仕掛けだ。眼福というのだろうか、じっくりと好きな芸術家の作品と新しい美術館を堪能した1日であった。

階段を降りようとすると、こんなものが
小さい子供たちに人気だ
外の芝生では「モディリアーニ・カフェ」が開店していた

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