Photo by kmdshiaaa 一行小説集「赤/月/墓地」 10 六井 象 2023年10月29日 18:32 床屋で髪を洗ってもらっている時、うつむいた顔の下を流れるお湯が赤いことに気づき、悲鳴を漏らすと、店主が「まだまだ赤くなるよ」と耳元に囁いてくる。*** 月を作る工場に勤めていた外国人労働者たちが、パトカーの中から夜空を見上げている。*** 電車に乗っている時、電車が墓地の横を通りすぎるたび、「墓地だね」と車内アナウンスが流れる。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 眠れない夜に 68,113件 #小説 #ショートショート #眠れない夜に #超短編小説 #超ショートショート #一行小説 10 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート