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私のカレー生活は、noteの読者各位にどう評価されるのだろうか?

毎晩毎晩ニッチな記事を投稿している私ですが、ここ一ヶ月ほどnoteの記事にカレーの話題が頻出することに気がついたのでした。
どうやら「#うちのカレー」がnoteのお題のひとつになっていたのですね。

私はカレーが大好きなので、チラチラと読んでいます。皆さんの文章を読んでいると、カレーへの愛とこだわりが感じられます。
でもさすがに多すぎて全部は読めない。読みきれない。読んでない記事のクリエイターさんごめんなさい。

そしてふと思いました。

いつもウチでつくるカレーは、どう評価されるのだろうか?

普段書いているnoteとはまったく違うジャンルですが、カレーは大好きなので綴ってみようと思います。
(お題の募集は終わっているそうなので今更感。笑)

私はどんなカレー生活を送っているのか。


なんでカレーが大好きなの?と聞かれても、その問いに答えはないです。美味しいからとしか言いようがないのです。


思い起こせば、子供の頃から辛いものは大好きでした。
小5の時、林間学校みたいなイベントで飯盒でご飯を炊いてレトルトカレーを食べる、というのがあったんですが、鍋でカレーを温めるとき周りが全員甘口の中で私だけ辛口で、「誰だ?辛口なんて食べるヤツは!」「間違えて買ったんじゃないの?」となったことがあります。

もちろん最初から辛口を食べていたわけではありません。小学生のある日、それまでよく食べていたボンカレーの甘口になんだか物足りなさを感じ、中辛が新発売されたと同時にそちらにシフトしたのです。中辛に慣れると、もう甘口は食べられませんでした。
そしてそのうち大した時間を置かずに、辛口を食べるようになりました。

長じて一人で外食ができるようになっても、食べたいメニューの第一候補はカレーでした。
もちろんカレー以外の外食もするのですが、まず辛いメニューを選ぶか、そうでなければスパイスを大量に追加して食べます。
たとえば吉野家で牛丼を食べる時は、七味は容器のキャップを外してザーッとかけます。

学生時代には、C&Cの辛口カレーを毎朝食べていた時期もあります。
電車の乗換駅がカレーにはこと欠かない神保町だったので、朝に地元でC&Cカレーを食べて、昼に学食のカレーを食べて、夕方帰りがけにキッチン南海でまたカレーを食べたこともありました。


私の地元は都会とは言いがたいエリアなのですが、20年くらい前から本格的なインド・パキスタンカレーの店が増え、とても喜ばしく思っています。

とはいえ、お店のメニューに無い「こんなカレーが食べたいな」ということをしばらく考え続けた時期があり(Covid19もありましたし)、最近は外食より自分好みの食べたいカレーを月イチで大量につくることにしています。

その自分好みNo.1のカレーは牛すじカレーです。試行錯誤をくりかえした結果、私がつくる時の具は牛すじと玉ねぎのみ。調理時間はかかりますが、自分としてはこってりしてコクのある満足のいくカレーをつくれています。

なお、冬はあまり牛すじカレーはつくらず、ラムカレーをつくることが多いです。ラム肉はからだを温める作用があるので、夏につくることはしないのです。
ラムカレーの時も野菜は玉ねぎしか使いません。ゆでる作業がないので調理は圧倒的にラクです。

さて、私は独身にもかかわらず一度におおむね8皿分のカレーを作りますが、これを一人で食べきります。
まず二連休初日につくってブランチにして、夜も食べます。翌日もカレーを食べます。
仕事の日は夜だけ食べます。
これで大体四日はカレー漬けになります。最後の日はなごり惜しいです。
何度も温めなおすと濃ゆ~くなりますし、時間がたつと味がまろやかに変わってきます。玉ねぎはほとんどとろけて原型をとどめていません。
濃すぎるのも限度があるので水を足して温めなおします。ここでたいてい追いチリペッパーを投入します。

さすがに毎週はつくれないので、次の連休はレトルトカレーにしています。
グリコのカレー職人バターチキンカレーと、ハウスの咖喱屋キーマカレーが私の中ではコスパ最高だと思っていますが、どちらも人工甘味料が入っているのが唯一の欠点ですね。もうちょっと高くても良いので、人工甘味料は使わないでほしいです。
キーマカレーは以前はトップバリュのカレーも好みだったのですが、モデルチェンジしてから明らかに味が落ちた(≒コストカットされた?)ので、もう買わなくなりました。


というわけで牛すじカレーのレシピです。


※材料(8皿分)


カレールー
一箱。安いやつでいい。「とろけるカレー」とか「こくまろ」とか。

牛すじ
スーパーで半額の時に買ってきて冷凍してストックしてあります。1パック200gくらいで、いつも3パック使っています。
スーパーの牛すじは肉質にかなりムラがあるので、本当は高いけどちゃんとした肉屋さんで買ったほうがいいです。

玉ねぎ
大2個。多くても可。

野菜ジュース(トマトミックスジュース)
200ccくらい。トマトジュースでも可。
カレーと関係ない話ですが、トマトピューレを使う料理はトマトジュースを煮詰めれば大体OKです。

バター
よく写真でホットケーキに乗っかってるのの倍くらい(グラム数がわからんので…)。

牛脂
好きなだけ。スーパーで肉を買うとタダでもらえます。こってりが嫌いな人はパスで。


すっぱいものが嫌いな人は入れなくてもいい。私は好きなので大さじ2杯くらい入れてます。煮込むので普通の酢でいいと思いますが、好きな人はワインビネガーとか。ちなみに私はリンゴ酢。

ニンニク
大き目の3-4欠片くらい。つぶしていれる。多くても可。

スパイス
好みでなんでもいい。ウチはローレル、クミンシード、コリアンダーシード、クローブ、カルダモン、ナツメグ、チリペッパーを必ず入れます。
普通は挽いて入れますが、あまり挽かないで作るのも面白い。口に入れた瞬間コリアンダーシード大当たり!とかクローブ大当たり!とか思いながら食べる。

飲み残しのワイン
なくてもいい。ある時は入れる。

※つくり方

1.
牛すじはゆでる前によく洗っておきます。洗うと灰汁があまり出なくてすみます。
大鍋に牛すじが全部沈むくらいお湯を沸かし、牛すじを入れます。なおゆでこぼしはせず、ゆで汁をそのまま使います。
ゆで始めは灰汁が出るので吹きこぼれに注意し、中火で90分くらいゆでます。灰汁はすくい取って捨てます。
ゆで汁は必ず足りなくなるので、時々量を確認してお湯を足します。

2.
玉ねぎをくし形に切って、フライパンで弱火で炒めます。油は好みで普通のサラダオイル(キャノーラとか)でもよし、オリーブオイルでもよし、太白ごま油でもよし。
牛すじをゆでているあいだに同時並行して飴色になるまでじっくり炒めます。けっこうドロドロになるまでやります。

3.
牛すじが柔らかくゆであがったら取りだして、キッチンはさみで食べやすい大きさに切ります。部分的にまだ固いところがあったら、そこは小さ~く切ってください。
ゆでる前に牛すじをきれいに切れるテクのある人は、もちろん切ってからでもOKです。

4.
大鍋に牛すじを戻し、炒めた玉ねぎを入れます。
フライパンは洗わずそのまま水を入れ沸騰させて、こびりついた玉ねぎの残骸をこすりとって全部大鍋に入れます。ムダも減るし、フライパンもそこそこきれいになるので一石二鳥です。
さらに残りの材料を全部入れたら、規定量マイナストマトジュース分の水を入れて、再度中火にかけて15分くらい煮込みます。

5.
一旦火を止めて冷まし、カレールーを入れて溶かします。
どのカレーでもそうですが、作り方では一旦火を止めるとされています。これは固形ルーを溶かしやすくするため、必要な作業です。
さらに煮込めば完成です。味見もしましょう。
かなりのこってり感があるので、さっぱりしたカレーがお好みの方には不向きかもしれません。


蛇足その1。
牛すじはゆでるのに時間がかかります。まずゆでこぼしてから圧力鍋でゆでればかなりの時短になりますが、どうも風味が飛ぶような感じがするので私は使いません。ゆでこぼしの時点で、だしの一部を捨てているようなものじゃないですか?
牛すじ独特のニオイがくどいと感じる方は、圧力鍋を使うのもいいかもしれません。
私は牛すじをゆでるあいだに玉ねぎを炒めて、それも終わった空いた時間には包丁を研ぐことにしています。

蛇足その2。
牛すじをケチっても美味しく食べたい人は、韓国製の粉末牛肉だし調味料をつかうというチートもあります。
ただし、調味料ですから粉末醤油などが含まれているので塩分が効いています。出来上がりがしょっぱくなる可能性大です。

いかがでしょうか。

もともと他人様にレシピを公開するつもりはなかったので、分量などが雑なのはお許しください。自分が美味しいと思えればそれでいいと思っていますので。私は毎月こんなカレーを食べています。

では。

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