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読書

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記事一覧

「春にして君を離れ」

 怖い、怖いと評判のアガサ・クリスティー「春にして君を離れ」。  ミステリーの女王の作品…

リチ
1か月前
30

「本は眺めたり触ったりが楽しい」

 この本は、みもさんのnoteで知って興味が湧いて読んでみた本。  読み始めて、早速楽しい。…

リチ
1か月前
37

「「むなしさ」の味わい方」

 きたやまおさむ著「「むなしさ」の味わい方」。これも出た時から気になっていました。「むな…

リチ
2か月前
20

「百年と一日」

 柴崎友香さんの「百年と一日」。とても良きと聞いたので、文庫になったこともあり手に取って…

リチ
2か月前
24

「自傷的自己愛」の精神分析

 斎藤環さんの新刊とのことで、読んでみました。引きこもりの専門家である著者が、引きこもり…

リチ
7か月前
8

「推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい」しか出てこない」

 こちらもaudible。ありきたりなことしか書けないので、もっと自分の思考を深められないかと…

リチ
7か月前
7

「母という呪縛 娘という牢獄」

 こちらもaudibleで。話題になっていた時に気になっていたのだが、怖くて手を出せなかった。audibleで見つけて思い切って聴いてみた。  これも聴きながら何かするとかは難しく。息ができなくなるような気持ち、というか、息がしにくくになりながら、一気に聴いた。  本当に壮絶だった。これは牢獄というより、地獄だ。凄まじい支配欲と執着。家庭という密室の中で、吹き荒れる激しい暴力。父親の不在。  家庭という密室の中で、自分のいる環境が普通で、他の家庭がどうか分からない。そこ

「汝、星の如く」

凪良ゆうさんの「汝、星の如く」、こちらもaudibleにて。2023年本屋大賞の受賞作らしい。この…

リチ
6か月前
10

「客観性の落とし穴」

 年末に回ってきて手元にあったのだけれど、なんとなくaudible祭りになってしまっていて、手…

リチ
6か月前
5

「自分の薬をつくる」

 坂口恭平さんの本を久しぶりに。ワークショップが元となっているので、活気というか、臨場感…

リチ
6か月前
12

「つらいと言えない人がマインドフルネスとスキーマ療法をやってみた」

 伊藤絵美さんの本。今年は認知行動療法を自分でなんとかやってみることできないか、と思い手…

リチ
6か月前
21

「地球星人」

 村田沙耶香さんの「コンビニ人間」に衝撃を受け、他の作品も読みたいと思い手に取ってみまし…

リチ
6か月前
14

「超人ナイチンゲール」

 タイトルで何事かと思い、これがまた医学書院の「ケアをひらく」シリーズの一冊と知り、興味…

リチ
5か月前
17

「ケアする人も楽になる認知行動療法入門1」

 伊藤絵美先生の本。何冊目だろう。  前にも書いた気もするけれど、リワークの時に習った認知行動療法の授業の時は、なんとなく自己責任的な空気を感じて、嫌になってしまった。ストレスがあってもうまく対処して倒れない人になりなさい、社会に適応しなさい、そういう人が社会に求められるのです、みたいに感じてしまった。  その後伊藤絵美先生を知って、ご著書を色々読む中で、認知行動療法は結構有効な手段なのでは、と思うようになった。伊藤先生も環境調整は大事、悪い環境を乗り切るためのものではない