![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/143957234/rectangle_large_type_2_5aaebc2e41a1fd89ee5fbe775bc3a8cb.jpg?width=1200)
「本は眺めたり触ったりが楽しい」
この本は、みもさんのnoteで知って興味が湧いて読んでみた本。
読み始めて、早速楽しい。本読むのが好きだな、と思う人にはたまらない話ばかりではないだろうか。
速読、斜め読み、本に線を引くこと、本の端を折ること、解説についてなどなど、本読みあるあるが満載で、とても楽しい。
たくさんの本が取り上げられているのだけれど、残念ながら私はあまり読んでいない本が多く、いくつか読んでみたいな、と思った。
本を最後まで読む、というのはなんとなくそれが正しいことと思っていたけれど、私も最後まで読まなくても良いかな、と思う。私も結構本を手に取るけれど、最後まで読み終えられない本は1/3ほどあると思う。
読書とは、きっと、著者と読者の共作行為なのだ。
「拾い読みは期待を持続させるもってこいの方法でもある」とか、「本は、知らぬ間に、居つく。」、「プルーストはいう。読書とは読者への励ましなのだ。」、「本の作者の知恵が終わるところで、読者であるわたしたちの知恵が始まる。」など、なんとも素敵な言葉が出てきて、終始ワクワクしっぱなし。
それにしても本の中に確かにたくさんの本が登場する。作者はすごい読書家なんだろう。本の中で描かれる本ってなんだか面白く感じる。
この本で取り上げられた本で、読んでみようと思ったものがいくつかある。
「ミシシッピ河上の生活」、「読書する女」、「存在の耐えられない軽さ」(クンデラ一冊も読んだことなく)、「アクシデンタル・ツーリスト」、「ジットの日記」読んでみたい。
最近思うのだが、学生の頃は本当に文庫しか買えなかったけれど、近頃はハードカバーの本が買える。大人になったんだな、と思う。ハードカバーの本も含め、本をなんの気兼ねなくなんでも買える、とまではならなかったけれど、働いて良かったと思えることの一つかもしれない。
個人的に索引がある本は良い本だと思っている。この本にも索引があって、出てきた本のタイトルとそれが出てくるページが記されている。良いなぁ。
しみじみとこの本欲しい。なにがというわけではないのだけれど、これを読んで時々そうそう、と頷いたりしたい、それだけ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?