作り直すことだけが改革じゃない

「NHKをぶっ壊す‼️」地上波でも何度も流れた言葉だ。恐らく聞いたことがない人は居ないだろう。確かに改革すべきところはあるだろう。しかし、だからと言ってぶっ壊すのは短絡的だと思う。もちろん、上手くいっていない時もう一度1からやり直したくなる気持ちはわかる。しかし最初からやり直してもより良くなる保証はどこにもない。改革するために必要以上に現状変更を行うことは実行者の自己満足に過ぎないのではないか。長いこと続いている物事は基本的にメリットの方がデメリットよりも多いだろう。
例えば、しばしばNHKや朝日新聞といったメディアは淘汰すべきだという意見を見る。しかし緊急事態が起きた時つけるテレビはNHKである。甲子園を初め数多くの文化的イベントには朝日新聞の名前が並んでいる。
生態系と同じで1つを動かしたらましてや淘汰したら他の場所にも大きな影響が出る。この影響を幅を持って考え実行することが上に立つもの、リーダーとして必要な役割だと思う。

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