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映画「ガタカ」と「ちんちん社会学」


みなさ〜〜ん!映画「ガタカ」観てますか?

観てないでしょうね。

なんか、共生社会学か文化社会学かなんかの講義で、優生学の考え方を知っときましょうね、みたいな回があって、そこで丸々一本映画を観たんですよね。それがこの映画「ガタカ」。

優れた遺伝子を組み合わせて(交配させて)優れた人間を産みましょうね、ということが是とされている世界で、自然交配で産まれた普通の人間が主人公の映画だった気がする。

優生遺伝子を持ってる人しか入れない宇宙飛行士養成所みたいなのがあって、そこにどうしても入りたい主人公が、怪我をして志半ばで宇宙飛行士の夢を絶たれた優生遺伝子者と入れ替わり宇宙飛行士を目指す話。

優生学は正直知らない方がいい学問分野な気がする。深く追求するならまだしも、オラみたいに表面だけサワサワするだけならサワサワしない方が身のためな部分がある。

何故なら、今の貴方のような優生学を知らない状態こそが優生学的な差別意識のない状態であり、逆に言うと優生学の知識が広がるほどに優生遺伝子を持っている人、持っていない人に対して抱くイメージや先入観が形成されるから。

私は優生学の教材という前振りのもとに「ガタカ」を観たので、穿った見方をしすぎてあまり映画として楽しめなかったけど、シンプルに面白い内容ではあるので気になり侍の方は是非観てみてくださいな。


社会学分野だとこういう映画とか、世相が反映されやすいドラマなんかも全然教材になるので、社会学徒は世の中を一歩引いた位置から常に穿った見方で眺めるようになりがち。つまんねー人間になります。

「逃げ恥」なんかも、主婦を職業として見る契約結婚的なアレを取り扱ったドラマとして文化社会学の題材になる。

私の専門である観光社会学だと、例えばデレマスと名鉄観光のコラボ(?)企画「でらます」がいわゆる聖地巡礼型の観光形態としてドンピシャな事業だし、なんなら私が書いた論文の中に「でらます」のこと書いてますからね。ガルパン(大洗)やラブライブ(沼津)も。

極論を言えばディズニーランドとかも題材になるので、そういうところで常にぼんやりと社会学的な視点が働くようになる可能性があります。つまんねーですよ。

社会学は他の学問と違い実験ができない学問であるので、今起こっていることを観察することが基本的な手段とするしかないんです。

しかも一歩引いた位置から眺めているくせに、現状を改善できる何かを実行できるポジションにいる訳ではないのも厄介。あくまでも「こうなったらいいよね」みたいな曖昧なことを言うだけ。少なくとも大学生のレベルでは。

政治社会学、経済社会学などの〇〇社会学はそういう学問群なので、実行に移したい人は政治学部や経済学部に入った方がお得です。知らんけどね。

つまり、例えば「ちんちん社会学」があったとして、その分野はちんちんがどういう機能なのか、どう勃起するのかを研究する学問ではない、ということです。

「ちんちん社会学」は、ちんちんがある、ちんちんが勃起する、ちんちんが萎えることによって社会がどうなりますか?理想の社会を目指すためにちんちんはどう扱うべきですか?みたいなことについてとやかく言う分野です。

ちんちん社会学部の生徒になると、チンチンをしごいている時も「私がシコることで社会にこういう影響があって…」みたいな変な視点を持ちがちです。つまんねーですよ。

高校生のみなさんも、大学の学部は慎重に選んだ方がいいです。やりたいことないからとりあえず社会学部、はやめておきなさい。

これは全部私個人の感覚の話なので「違ぇわ!」と思っても黙っていてください。沈黙は金、雄弁は銀です。


久しぶりに真面目なこと書いちゃった。

おしっこ漏らそ。

ピュルリ。


ほな!

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