見出し画像

いい状態の延長戦

最近いい状態の言語化に取り組んでいた。その中で定義を「論理と感情が一致する状態」とし、その状態にする方法を「個人的な体験」を増やすこととした。

で、失敗した。今度こそ自力でいい状態にできると思ったのに、また不安定になってしまった。
それと共にデータも取れたのでもう少しこのテーマを続けていく。

個人的な体験は、SNSなどにシェアしない自分だけに意味がある行為のこと。目をつぶってヘッドフォンで音楽を聴くとか。瞑想するとか。

僕は放っておくと周りに合わようとするため、意識して「自分」を意識する時間を作ることが大事と考えた。
なんだけど、いざ試みたところ「こんなことしてちゃダメだ」という抵抗が激しくて、全然できなかった。

何故だと考えたところ「欠陥/恥スキーマ」の影響が強いと判明した。「僕は何かが欠けていてそれは恥ずべきことだ」という意識が根底にある。
そこから「みんな当たり前にできてるのに、こんなことしてちゃダメだ」という個人的な体験への抵抗が出てくる。

ツッコミどころは沢山あるよ。だけどスキーマは子どもの頃に作られた心の底にある価値観で、論理ではない。プライマルスクリームに近いもの。
そして僕はスキーマに沿うような思考を知らずにしてしまう。短期的には安心のためだが、長期的に見ると首を絞めてる。

今回でスキーマの抵抗がはっきりした。それが収穫だ。
これまでも体調について「こうした方がいい」と頭でわかっていても何故かできない時があったが、それもスキーマの抵抗だったのかなと思う。ちょっとここはまた考える。

今回は個人的な体験についてだ。
結果から言うとスキーマの抵抗を減らして、個人的な体験を増やすことに成功した。

やったことは書き出して認めること。具体的にはこんな感じ。恥を感じたきっかけ、感じた内容(自動思考)、他の視点。ここまでは前回と同じ。そこに「OK」という欄を加えた。それだけ。
それだけのことが効果的だった。

何故効果的だったのか。一言でいうと受容だ。
自動思考が論理的でないため、OK欄なしで他の視点を書くと反論のような書き方になる。「いやいや、その考えは間違ってるよ」みたいに。それだとどうしてもスキーマと対立する形になってしまう。
一見正論なので一旦は落ち着くが、否定されたという気持ちが残ってしまう。だから心から納得できずまた再燃する。

これは泣き叫ぶ子どもを正論で叱っている大人のようなもの。正しい意見ではなく、まずは抱きしめることが先決だった。

というわけでOK欄を加えて、どんな自動思考も受容することにした。何を感じてもいいんだよと。その結果スキーマを落ち着かせることができたと思う。

今回の図で言うと、思ったように体調が上がってこないことに対して「もっと休もう」ではなく「こんなんじゃダメだ」となっている。そう感じたことにまずはOKを出した。

実際この取り組みを2日続けたあと(シートは3枚ほど書いた)個人的な体験がスムーズにできるようになった。「こんなことしてちゃダメだ」という抵抗が減り、ヨガや音楽を楽しめている。

そして今はまた「いい状態」に戻れた、気がする。
波はあったが概ねいい方向に向かっているんじゃないかな。
欠陥スキーマがわかったことで、以前から考えていたことが上手く組み合わさったと思う。

「スキーマの抵抗」は長い付き合いになりそうな概念だ。また失敗しながらやっていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?