見出し画像

【詩】梅雨の心情

私が君の前から消えたとしても
君の中には私は存在するだろうか

罪なことを考えては
頭の中を混沌にする作業に明け暮れる
身体にとどまり続けた感情は
いつの間にかに蒸発した

無駄に消費される栄養が
意思とは関係なく補充され
無色の月と太陽が
光の如く去っていく

私は
梅雨のまどろっこしい空気に
からまれている

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?