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どこに価値を感じ、どこに投資をするのか~カスタマーセンターでの出来事から付加価値を感じる~

私は電話が苦手だ。
かけるのも、かけられる側も。

最近、若者の電話への苦手さが話題にあがることも多いが、私も若者たちを非難できないほどには、電話が苦手なのである。

職場で鳴る電話。どんな人がどんな用件でかけてくるか分からない。きちんと答えられるだろうか?もし、私への電話でない場合、うまく用件を聞き取って取り次げるだろうか…。逆にかける場合、用意した言葉や知識を超えた話題をふられないだろうか。
そんなことばかり考えてしまう。

昔から電話が苦手で、お店の予約だとか、問い合わせだとか、そういうのもかなり苦手で、電話をかける前に予行練習をすることもあったくらいだ(苦笑)

さて、数年前に何に困ったのかは忘れてしまったが、Appleのカスタマーセンターに電話をかけたことがある。当然、電話が苦手な私は、何にどう困っているのか、うまくオペレーターの方に伝えられるか不安になりながら電話をかけた。

だが、それは杞憂に終わった。

なんということだろう。
困りごとのヒアリングから、心遣い、案内まで、これ以上の褒め言葉はない!というくらい安心感のある素晴らしい電話応対だった。おそらく、私の電話人生の中で、一番安心感の持てる電話相手だった。

なんなら、チャットで事足りる内容ですら、あえて電話をかけたい!と思うくらいだった。

たまたま担当してくださったオペレーターの方が、優れたコミュニケーション能力の持ち主だったのかもしれないが、大抵の企業の場合、応対マニュアルは存在するであろうから、Apple社のカスタマーセンターはマニュアルや教育が行き届いているのであろう。また、人材の選び方も優れているのだろう(勝手な推測(笑))

私はシンプルな操作性と、スタイリッシュなデザインが多いApple製品が好きで、長年愛用をしているが、このサポートの素晴らしさを経験したことで、もっとApple製品が好きになった。カスタマーセンターのオペレーター対応だけでなく、製品の交換や購入もスピード感があり、そこが好きだ。

決してお安い価格設定ではないが、製品そのものだけではなく、それに付随するサービスや対応にお金を払っていると思えば、それ相応の価値があると思う。

昨今「モノ」の価格高騰が騒がれており、我が家もそれに影響されていることは間違いない。

そんな今こそ、見えるモノだけ(もしくは見えないモノだけ)に価値を見出すのではなく、見えるモノ+見えない部分の価値を見出し、ショッピングをするというのは、大事なのではないかと思う。

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