新卒_PjM

「新卒」でプロジェクトリーダーを経験できて良かった3つの理由

はじめまして!
株式会社リブセンスでPdM(プロダクトマネージャー)を担当しているあずまと申します。
2019年秋頃より、新規事業部にて事業企画に挑戦させて頂いています。

社会に出て早3年が経とうかとしており、そろそろ対外的なアウトプットにも挑戦したいなと思っていた頃。
有志によるnoteマガジン作成のお誘いを頂き、始めることにしました。

「アウトプットを通じて自分のビルドアップを図りつつ、少しでも誰かに気づきを与えられるnoteを投稿する」ことを目標に、少しずつ更新していけたらと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。


こんな人に読んでほしい

リブセンスでは、若いうちからプロジェクトリーダーを任される機会がたくさんあります。自分も、以前所属していた既存事業部にて、多くのプロジェクト(PJ)を任せて頂きました。

リーダー経験が人生でほとんどなく、初めてPJを任された2年目の当時は、ワクワク半分、「自分に務まるのだろうか」という不安がかなり大きかったのを覚えています。(顔にはあんまり出してなかったと思いますが笑)

当時、人を巻き込んで仕事を進めることに対して苦手意識がとても強く、任せられなければ、もしかしたら経験せずに今に至っていたかもしれません。
ですが、今振り返ってみると、早いうちに経験させて頂いて本当に良かったなと感じます。

今回は、実体験を元に新卒のうちにプロジェクトリーダーを経験できてよかったと思う3つの理由をお伝えできたらと思います。

●プロジェクトリーダー/マネジメントに興味はあるが、どんなことを行うのかイマイチわからない若手・就活生
●プロジェクトリーダー/マネジメントに興味はあるが、やりたいと手を挙げるのをためらっている若手

こんな方に読んで頂いて、少しでも興味を持って頂けたら幸いです。


本題の前に補足

「プロジェクトリーダー」の定義ですが、ここでは、「PJの方向性を決めて推進する人」くらいの、ややふわっとしたニュアンスで記載しています。

また、ここでご紹介する自分の事例は、「自社で運営する」「数十人規模で運営する」「Webサービス」のプロジェクト経験です。規模や業界、組織のあり方などによって業務内容が異なるかもしれません

合わせて、自分はスクラム開発(やそれに準じる体制)でのプロダクトオーナーの経験が多いです。もしご存知の方は、その前提で読んで頂けると幸いです。
※スクラム開発に関して初めて聞いたという方は、ご興味があれば、このあたりの本を一度読まれると良いかもしれません。


前置きが長くなりましたが、ここから、本題の「3つの理由」についてお伝えしていきます。

理由1:所属する事業の理解がぐっと深まる

プロジェクトリーダーを務める中で、PJの意義を理解し解釈した上で、事業部長やプロダクト責任者と目標のすり合わせを行う必要がありました。

目標のすり合わせとは、例えば「どのくらいの事業インパクトを目標とするのか?」「どういうものを開発するのか?」「どういう課題を解決するのか?」「予算はどのくらいか?」「いつ頃までにPJを完了させるのか?」などです。

事業部長やプロダクト責任者と、事業について議論する時間が発生するので、必然的に「事業の方針・ロードマップ」や「事業の課題」などの理解が進みます
また、数値目標のすり合わせを行う中で事業部のPLに対する理解が進みます。

PJ推進中は、自身のPJが他のPJや業務と不整合を起こさないように、他PJや事業部全体の状況を適宜把握しておく必要があります。

このように、業務を遂行する上で事業全体を把握することが必須となるため、自然と事業理解が深まります
事業について詳しくなることで、自分から主体的にできることが少しずつ増え、仕事はますます楽しくなります


理由2:物事を前に進める姿勢と力が身につく

PJ実行中において、状況は常に変化し続けます。
開発進捗や効果などが全て想定通りの状態であることは少ないですし、進める中で見えてくる可能性やリスクなどもあります。

そのため、現状と目標のギャップを意識し、できるだけ良い方向に軌道修正し続けることが必要になります。
具体的には、常に複数のシナリオやリカバリー案を想定・準備したり、優先順位の見直しや、新たな開発要件の定義などを行う必要があります。

また、チームで相談・議論は行うものの、「何を開発するか」「どう優先順位をつけるか」などの最終的な意思決定は、基本的に全てリーダーが行います。
(少なくともスクラム開発の「プロダクトオーナー」である場合は、明確にそう定義されていたはずです)

勿論、意思決定した理由を、チームや、必要に応じてその他ステークホルダーに説明を行う必要もあります。

つまり、職務を全うするために「前に進むために必要なアウトプット」を常に意識し、実践し続けなければなりません。
結果的に、理想論や形式論だけではない、物事を実際に前に進める力・姿勢が身につきやすいと考えています。

頭でっかちになりやすい自分としては、この経験を早いうちに積めたのはとても意味のあることだったと感じています。



理由3:幅広くスキル・知識を身につける機会がある

ビジネス職に限った話にはなりますが、エンジニアの方々の仕事について様々な観点で知ることが出来ます。(開発フロー、工数イメージ、喜ばれる仕事・そうでない仕事など)

また、多くの関係者との調整力も求められます
例えば、外部が絡む場合は法務・経理・広報の方々とご相談することもありますし、影響範囲が大きい場合は、事前に事業部全体に確認・共有などを行う必要もあります。

その他、必要であれば簡単なワイヤーフレームを描いたり施策のテスト設計や効果測定を行ったりもします。(このあたりは、そもそもプロジェクトリーダーがやるべきかどうかの議論もありますが、リソースの限らた状況では、自分が行うことが多かったです)

このように、プロジェクトリーダーは、様々な方々・様々な業務に関わる必要がある仕事です。
結果、PJを一つ終えるたびに「前は全く出来なかった・知らなかったことが、普通に出来てる・知ってることに変わっている」ことも自身の経験としては多く、その点も、経験できて良かったと感じる理由の一つだと思っています。

「機会」と「原動力」を与えてくれる仕事

・所属事業の理解を深める機会
・物事を前に進める姿勢と力を身につける機会
・幅広くスキル・知識を身につける機会

これら3つの機会は、新卒にとってとても大切な機会だと思います。

一方で、ただ機会があるだけだと、活かしきれないこともあります。
(いざ「何でも、好きなことしていいよ」と言われても、やりたいことがぱっと浮かばず活かしきれない、といったように。)

その意味で、プロジェクトリーダーという役割は、自分にとってはとても良い役割だと感じています。

なぜなら、職務の遂行を目指さないと、多くの方々の仕事に明確に悪影響が出てしまう仕事であるからです。
言い換えると、機会だけでなく、「明確な責任」という、機会を活かしきる(活かし切らざるを得ない)原動力を同時に与えてくれる仕事だと個人的には感じます。

なので、もし「責任感」がモチベーションのひとつになる性格であれば、新卒のうちに、是非一度プロジェクトリーダーを経験して見ると良いのではないかと思います。


最後に

こういった経験が出来るのは、信用して任せ、サポートして下さる上長やチーム、その他関わる皆さんがいるからこそだと思います。
ほんと環境に感謝しないとなぁと、この記事を書きながら改めて感じました。

もし記事を読んで頂いて、プロジェクトリーダーの仕事や、リブセンス自体にご興味を持たれた方がいらっしゃったら、気軽にご連絡頂けると嬉しいです!

Twitterも、最近少しずつ動かしはじめているので、宜しければフォロー頂けると嬉しいです。

拙い文章でしたが、ここまでお読み頂き、有難うございました!

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