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【番外編】5G/MaaSビジネス開発部員のつぶやき:「調査からひも解く、アフターコロナ時代の「クルマ」の新しい価値」

昨日木曜日、株式会社デルフィスより「調査からひも解く、アフターコロナ時代の「クルマ」の新しい価値」というタイトルでセミナーがオンラインで行われたので聞いてきました。
ここでは アンケート調査をもとに、コロナの影響で、安全な移動手段である「車」の価値が見直されているということが語られました。
論拠として、クルマを買う予定がなかったが車を買いたくなったという回答は18%、買う予定があったのに中止したのが11%でその差7%あるという。
またデルフィス コミュニケーションデザイン局 局長 朝岡氏によると中古車検索サイトのPVは前年比115%となっているようだ。トヨタの公式HPもこの状況の中でも前年比は変わらないようで、現在は買い控えでなかなか厳しい状況ですが、将来に希望を持てる講演でした(自動車業界の一員としては)。
注目だったのは特に若い世代の変化が大きいということで、「車の魅力的な要素自体は昔から変わってない」が「コロナの影響で若い世代が価値を見直した」という点です。
ただ一方で経済的不安感から車の購入予算は平均10万円ほど低くなっており、軽自動車では30万円も差があったという結果でした。軽自動車の金額がかなり高騰している現代ではこれは摩擦を生むかもしれません。
本セミナーでは新しい販売法として、オンライン販売にも触れられていて、オンライン販売を望む声は5割ほどにも上るようです。
個人的には、人生で三本の指には入るであろう高額商品購入の機会なのだから、なるべく慎重に選ぶためにも現地訪問をお勧めするが、時代の変化はこういう現地訪問のわずらわしさを取っ払えることや、忙しいから行く時間がないという要望のほうが少しずつ強くなっているのかもしれません。
買い控えからの戻しがどれくらいのものになるかは、経済がどれだけ早く回復するかにかかっているかと思われます。
日本経済にはぜひ「コロナによってクルマの優位性が見直しされている」うちに立ち上がってほしいものですし、そのための経済活動をしていこうとも思う瞬間でした。

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