見出し画像

「絆」とは、家畜を繋ぐ紐(6月の記録)

これってワンオペすぎるだろ

「いま、ひとりで3人介護しているんだけど、ワンオペすぎるだろ。無理無理!私の方が先に死ぬ」と、毎日気狂いになっています。老人たちのお世話で、自分の仕事はぜんぶ崩壊してしまいました。社会との接点もない。ありえねー。存在の死だ。あ、でもそんなこと言うとダメか。

特にワンオペで、複数人の子育てしている人たち、すごいな。自分が目を離したら何するかわかんない、下手したら死んじゃうかもしれない存在がいっぱいいるのはたいへんだ。でも、子どもはどんどんできることが増えるし、そのうち育つしな。とはいえ、障害とか病気があったらそうはいかないか。

たいへんな、凄惨な環境で生き延びた人たちをたくさん知っている。ヤングケアラーとか、親がどうしようもないとか、この世には不幸がたくさんあって、そうおもったらわたしはぜんぜんそんなことはない。まぁだからといって、この大変さが消えるわけでもない。

誰にでもそれぞれに事情があって、他人と比べても仕方ない。誰がいちばんたいへんとか、誰がいちばん楽してるとか、そうやってお互いに比べて罵ったり争ったり妬んだりするほど馬鹿馬鹿しいことはない。我々が互いにそれをやったところでいちばん得をするのは誰か?つまらんことです。

気狂い玉紀の呟き

ステージ4・膵臓がんの老人と、心臓発作で何度も死にかけてる病弱な老人のお世話をしています。すでにその前から、もう1年半くらい高齢犬(現在16歳6ヶ月)の介護もしています。

介護だけならともかく家の中がモノだらけの汚屋敷で「絶対に片付けたくない。捨てたくない」「自分の生活ペースは絶対に変えたくない。譲りたくない」と老人たちが主張します。

「そんなに嫌なら、わたしも自分の主張をさせてもらう。こんなところで、なにもしたくないし、できない。誰の面倒も見ない。さようなら」と、何度もガチでキレています。

ほんと無理。やってらんねーよ。「絆」とか「家族愛」とかそういう一ミリも食えない精神論もってくるやつ、ちょっとここに座れ。今私が怒っているのは、そういう問題じゃない。あのな、そもそも物理的に無理だし。

といった話を、少しずつ、もうちょっとお上品にまとめて書いてます。
ここね。

「絆」とは、家畜を繋ぐ紐のこと

家族?それは逃げられない牢獄みたいなものでは?小さいころから私はそう思っていてですね、その考えはいまもあんまり変わってない。

え?絆?
「絆」ってのは昔、家畜をつないでいた紐のことだろ?

そうそう。翡翠先生が終活の体験レポの中で、こんなお話をしていたっけ。

ネーミングにこだわる私は「きずな」という言葉にもひっかかりました。東日本大震災後、さかんに「きずな」が強調されましたが、元々は家畜をつなぎとめておく綱であり、そこから家族や親戚など離れがたい結びつきを指すようになったそうです。

終活は点ではなく線で考える(翡翠輝子)

昔から結婚式のスピーチで「両親のような家庭を築きたい」とか面接やらなんやらで「尊敬する人は両親です」とか言ってる人たちに遭遇すると、そのたびに「へえーーー。そうなんだー。幸せでいいねー」と、嫌味とか僻みでもなんでもなく、ただただ美しい希少動物を見るような気持ちで眩しく見つめていました。いやー。そう思えるってほんとすごいことよ。

ご自分の家族が好きで、家族と良好な関係を築いている人たちは、それだけでもかけがえのない宝だと思いますよ。だいじにしてほしい。

以下はメンバーシップ限定記事

これ以降は「ソロ活占い師の仕事術メンバーシップ」会員さん向けの特典記事です。

記事単体でご購入いただくことも可能です。
でも、それよりメンバーシップ特典のほうが圧倒的にお得です。

メンバーシップ初月無料設定で、月額100円です。
2021年からの掲示板記事の閲覧も可能です。超!大量にあります。

占い師さん、占い師志望の方はもちろん、占い愛好家のみなさまもご登録くださっています。この機会にぜひ。お待ちしております。

ここから先は

1,695字
この記事のみ ¥ 100

占い世界でのあなたの探検が、よりよい旅路となりますように!