フランチャイズオーナーが本部社員にするべき、たったひとつの質問
大手リラクゼーションサロンで84店舗をサポートした実績を持つ私だから伝えられること。今回は、「フランチャイズオーナーが本部社員にしてほしいたったひとつの質問」について紹介します。
フランチャイズの歴史
私は、「フランチャイズビジネス」が生まれたストーリーがすごく好きです。そう、みんな大好きケンタッキーフライドチキンの創業者、カーネルサンダースが、現在のフランチャイズシステムを誕生させたとされています。
彼は65歳の時に、あることがキッカケで全財産を失います。何もなくなった彼が持っていた唯一のものが、チキンのレシピだったんですよね。そこで思いついたのが、そのレシピを売ること。無一文の彼は、そのレシピを全米中のレストランに売り込みに行きます。
そして、1010回目にして、ようやく1件の契約を獲得することができたそう。
その後、8年で600店舗まで拡大させ、90歳で亡くなるまで、KFCの親善大使を務められました。
今では世界145以上の国と地域で、“あの味”を楽しむことができます。
一番大切なのは、創業者のエッセンス
フランチャイズビジネスに、このようなストーリーがあったのを知ったのは、私がセラピストとして働いてから5年ほど経った頃だったと思います。ちょうど、本部社員として、フランチャイズ店をサポートし始めた頃。
私が見てきたサロンは、上手くいっているところもあれば、全然上手くいっていないところもあり、様々でした。
その大きな違いは何かな、と振り返ってみると、
そこに、エッセンスがあるかどうか…ということじゃないかと思います。
その店舗に、創業者のエッセンスが存在しているか。
ここがすごく重要だと気づきました。
本部社員にこの質問をすれば、すぐ分かる!
そこで大切なのが、本部社員の存在です。何故なら、オーナー(その店舗)と創業者をつなげる架け橋になるから。
創業者は、エッセンスなんです。
そのエッセンスを渡せる本部社員でないと、めちゃくちゃ薄まったものをオーナーに渡してしまうことになります。(原液のないカルピスはただの水。何の成分も入っていない温泉は、ただのお湯。そんなイメージです。)
じゃあ、それはどうすれば分かるのかというと……
「あなたは〇〇が好きですか?」
(〇〇には、そのフランチャイズが提供しているサービスを入れてください)
この質問だけでOK。
その答え方を見れば、エッセンスがあるのか、ないのかはすぐに分かるはずです。
美味しいものを「美味しい!」と伝えられる人の売る力ってスゴイんです。でも、それは、実際に食べてないと分からないんですよね。
その言葉に、思いが入っているかそうでないかは、きっと声を聞いたり、目の動きを見たりすれば分かります。
ん?
と、疑問に感じたら是非、本部社員に、この質問をしてみてください。
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