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Day One #1 Check-in & Passport Control

いよいよ旅が始まる第1日目
成田空港の最終便での出発なので
昼間は普段通りパート出勤(事務系)

エアラインのアプリから出発の48時間前から
online check-inの通知が来ていたけど
アナログ心がなんとなくブレーキ
パート業務を終えて帰宅して
出発の6時間前に意を決して
「新しいことに挑戦してみよう」と
やっぱり試してみることに

パスポート情報、緊急連絡先は
事前に登録済みだったので
ただ【チェックインする】にタッチするのみ

座席の確認画面に移行
通路側(一人旅の場合、超重要!)で
すぐ隣は誰もいない座席を希望していたけれど
座席が埋まっている気配だったので
すかさず移動… だけど、
全体的に満席に近い状況
多分ここも埋まるだろうな

はい、本当にこれだけ
呆気なさすぎて、アナログさんはビックリ

そんなこんなで家族に成田空港出発階に
車横付けで送ってもらい
いざ(現地まで)一人旅の始まり

Online Check-in 済みなので
チャチャッと荷物を預けて
スムーズに出国ゲートへ向かえるものと
思っていたのに、1時間も列に並ぶ羽目に
もうすぐに私の番になりそうなのに
何故か足止め

ようやくカウンターに呼ばれて
パスポートを手渡したら
「onlineでcheck-in お済みですね〜」
搭乗券とバゲッジのタグがすぐに発券
事前にOnline Check-inしたメリット感は
正直ゼロ

Check-in が終わった後
日本円を現地通貨に両替しようと
待っている間にネットで確認すると
銀行の両替カウンターが出国ゲートの左右に
一つずつあるとのこと
どちらも開いていると思ったのに
行った先は「本日は終了しました」
えー、ネット情報ではまだ営業時間内
なんと言っても私が乗るのは最終便
慌ててもう一方に向かうと
そちらはひっそりと営業中
開いててくれて、ありがとうございます
日本以上にカード社会のお国なので
現金は要らない気もするけれど
念のため、の最低限で

それでは、いざ!

出国は6年ぶり
まず出国ゲートを抜けるのに
搭乗券のバーコードをスキャン
ゲートが開いて、荷物検査へ
昔の、よく知っている荷物検査機器ではなく
なんか曲線的な??
日本人の出国審査(Passport Control)は
自動化されてて(サポート要員待機)
パスポートをスキャンして
続けて顔写真撮られて
はい、終了
出国スタンプ無し

私、ず〜っと前、夫の駐在帯同時代に
現地の領事館(大使館ではない)で
日本のパスポートを更新したことがあって
そのパスポートで日本入国だか出国した時に
審査官に止められたんですよ

審「領事館発券の旅券なんか見たことがない
この先、出入国の際、不具合があっても
保証できないから」なんて言い出して
私「でも領事館って国の公的機関ですよね?」
審「いいですよ、あなたがいいって言うなら
今日はスタンプ押しますので、そのままどうぞ
でもこの先、何かあっても知りませんからね」
私「じゃあ、どうしたら?」
審「私は知りません」

なんだったんだ、あのイチャモン?
この後も幾度となくパスポート使ったけど
あの人の一件以外、何もなかった

パスポートコントロールを自動化することで
あの威圧的な態度や無言の圧力を感じることは
もうないんだねえ
なんかしみじみ

その後はひたすら搭乗口へ
最終便だからなのか?一番奥の奥、遠い
しばらく機内に缶詰状態になるから、と
動く歩道は使わず、自力で歩いていったけど
喉が渇いて、疲れたわ
機内でよく眠れて、かえって良しか

今回の飛行機は
偶然だけど息子が留学に旅立った便と同じ
息子が現地の空港まで迎えに来てくれる
という安心感と
アルファベットと数字が読めれば
なんとか大丈夫だろうと言う気持ちで
ここまで(まだ成田だけど)来たけど
あの子は初めて行く国・都市で
新しい生活を始めるのに
現地には知り合いが誰もいなくて
この長い通路をひたすら歩いて
搭乗口に向かったんだ
流行り病の規制ある中、始まった大学生活
出発前に中学高校時代の仲間たちと
壮行会を兼ねた集まりが何度もあって
その仲間と期間限定とはいえ
物理的距離ができてしまうのが
寂しくなってしまったようで
出発する前からある種の
ホームシックみたいな心を抱えて
正直あまり前向きな気持ちではない状況で
不安な気持ちいっぱいで
ひとりぼっちで歩いていったんだ

もう大学生の子なのに
親バカ炸裂で、一人で感傷的になった
ここ数年、なんか涙腺がゆるくなったような気が