掃除片付け祭り

唐突な話だが、
実は私、生粋の汚部屋育ちなのだ。
小学生の時に父子家庭になったこともあり、掃除や片付けの重要性がイマイチ分からずに大人になってしまった。
汚部屋在住の女(25)だ。
家族揃って片付けや掃除は苦手。
正直な話、掃除も片付けも全くできない。
ていうかしていない。する必要性を感じていない。悲しいことに、汚部屋住人の思考は骨の髄まで染み込んでいる。

「片付け掃除しなくても、一応息できてるから良くね?」

っていう。色々な菌には強そうな体にはなってそうだが。
25年生きてやっとわかった。
私は片付け方を知らない。
だから、ひとりでは一生片付けられない。

そこで、私の友達のひまちゃんが、我が家に
【出張片付けボランティア】にきてくれた。
私の片付けできないっぷりをみかねての、彼女の素晴らしいアイデア。
思いついた次の日に、即実行!(そこはエラい)
「自己流では一生片付かない」ことを私自身知っている。だから、私の中でルールを一個もうけた。

「ひまちゃん言う通りにすること」

素直に聞き入れて実行!
ひまちゃんに指示されたのは、
1、机の上のいるもの、いらないものを分ける。
2、出窓の掃除。
3、床にある服の分別、たたみ。
いらないものは捨てる。
4、服をしまう。

私が1〜4の作業をする間にも、ひまちゃんは私の部屋をバリバリ整理整頓してくれていた。
感謝しかない。ありがとうございます。

この祭り、1日目で早くも私に衝撃が走る。

それは、「2、出窓の掃除」をしていたときのこと。BGMは、Youtubeで再生された舐達麻のMIX。最初は出窓掃除か…と思っていたが。

あれ、拭けば拭くほど、
綺麗にすればするほど、心が安らぐ気がする…何??
舐達麻と掃除の相性が抜群。
落ち着く。無心になれてる。
綺麗になっていくの、楽しい。

汚部屋思考の私は感動した。
サウナでととのうような感覚に近い体験だ。
侮りまくっていた掃除と片付け。
毎日仕事から疲れて帰ってきて、掃除や片付けなどする気力もない。夜ご飯を爆食し、化粧も落とさず死んだように寝る。
そんな日々がもう少し良くなったりして?

そんな期待を抱き、祭り1日目は終了。
本棚の整頓やクローゼットからはみ出た服の処分、そして出窓の掃除など一歩前進した。
今日は祭り2日目である。

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