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歩き方と登山靴選びの試行錯誤

登山を始めるにあたって初めて買った靴はサロモンのミドルカットでした。
日光白根山や伯耆大山、涸沢カールに連れて行った頼れる相棒。
サムネに載せたものがその靴です。
ボロボロですが、初めての登山靴なので捨てられずにとっておいてあります。

5年ほど使い、ソールが擦れてきたのでそろそろ新しいものを買わねばと思っていたときに
彼とたまたま他の用事で行った某店舗で買ってもらうことに。
サロモンじゃなくて大丈夫だろうか…という不安がよぎりましたが、スタッフの方が丁寧にフィッティングしてくださり、気に入った色のものを購入。
ここまではよかった。

その後、いろんな山に行ってみたものの、ほぼ毎回靴ズレになりました。
靴紐を少しきつくしてみたり、逆にゆるくしてみたり、試行錯誤したのですが靴ズレ。
あらかじめ靴ズレ防止のクリームを塗ってみたり、絆創膏を貼ってみたりしてもダメ。
唯一効果があったのが大きめに切ったテーピングを貼ること。これを忘れると下山後の温泉が地獄…。

どうしてちゃんとフィッティングしてもらったのに靴ズレが起きるんだろうか?
少し調べたところ
・歩き方が悪い
・靴下が悪い
・足と靴の型が合っていない
などの原因があるようでした。

靴下は夏でも厚手のメリノウールで、毛玉などがついていないものを履いています。
少し古くなったら普段履き用に格下げ。高いんですよ山用の靴下…。
なので靴下は大丈夫だと思います。

靴が合っていないというのは、フィッティングしてくれたスタッフの方が悪かったということになるけど、店で試し履きした時はとてもいいフィット感で、これなら良さそうだなと購入を決めました。
なので合っていないということはあまりないかなと思います。
もし合ってないのだとしたらスタッフさんの落ち度です(ひどい)。

となるとやはり歩き方が悪いということになります。
正直これはとっても心当たりがあり、登山道を歩いてる動画を彼に撮ってもらったりすることがあるのですが、なにがおかしいのか説明するのが難しいけど、確実に何かがおかしいです。自然ではない。
ソールが偏って擦り減っているとかはないのですが、逆を言えば足の裏を常に平らに地面につけているということになります。
これはたぶんあまりよくないです。
そもそも脚自体がX脚に近いような形なので、力のかかり具合が普段から少しおかしいということはわかっていました。
あとは、つま先重心であることも関係あるのかなーと考えています。

脚の問題に関しては、書き出すとキリがないです。
これは確実に私の歩き方が悪いのが原因です。


さて、初めて買った登山靴の話に戻りますが
上記の点を踏まえると、私のヘンテコな歩き方にたまたま合っていた靴がサロモンだったということになります。
そして、サロモンで慣らされた歩き方が某社の靴の形に合わなかったということもわかりました。
私は知らぬ間にサロモンの靴で甘やかされてしまっていたのです…。



話が少し逸れますが
某社のミドルカットの他に、ローカットとハイカットの登山靴を1足ずつ所持しており、お試しのつもりでそれぞれ別のメーカーのものにしています。
ローカットのものは運良く足に合ったのですが、ハイカットは某社と同じく、履く前に毎回テーピングをしてからでないと靴ズレがおきます。
どちらも店で試し履きをして、納得してから購入したものです。

店での試し履きって、小さい坂道の模型みたいなものが置いてありますよね。片方が普通の坂道で、もう片方がガタガタの坂道になってるやつ。
それ以外だと店内を少しウロウロしてみたり。
でも、それって目安でしかないんですよね。
坂道を使ったその場での足踏みじゃ全然わからないんですよ。店内をウロウロしても永遠に平らです。
最低でも山道のような地面を30分くらい歩かないとわからなくないですか?
5〜10分くらいで終わる登山ってないですよね…。
実際には更に数kgのザックも背負って行くわけですから、余計にリアルな登山の状況とかけ離れます。

だから1泊くらいで登山靴のレンタルとかあればいいなーと思うんですよね。
日帰りの低山とかで試したらリスクも少ないし、万が一の時のために自分が普段履いてる靴も持ち歩くという前提でのレンタルなら、合ってるかどうか見極められるんじゃないかなーと思うわけです。

まぁでも靴のレンタルなんて現実的じゃないので、結局靴選びに失敗するんですけど…。


仕方ないので私はサロモンの同じ型のものをまた買うことにします。


俺たちの靴選びの旅はまだ始まったばかりだ!






猫のエサ代にします。ありがとう!