あなたは努力を人に見せた方がいいとは思いませんか
【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.141】
小さな頃から、努力は人に見せるもんじゃない、と先生とか世間に言われてた。
でも大人になって、違うんじゃないか、実は見せたほうがいいんじゃないかって思うようになった。
何でかって言うと、人に見せないで1人で努力しててもつまらないし、孤独だからだ。
せっかくの人生、孤独でずっといることって、寂しいっちゃあ寂しい。
それに、努力の過程を見せないで、急に結果を出したら、周りがビックリする。そのまま受け入れてくれれば良いが、場合によっては「あの人にあんなすごいことできるわけないじゃん」と謎の不受容が来る。せっかく努力して結果も出したのに、なんだか寂しい。
それに、努力って、残念ながらガマンの分脈で使われることが多い。結果を出すまでガマンにガマンを重ねるなんてなんと大変なこと…。
これでは人生の大半がガマンの時間になってしまう。せっかく生まれてきたのになんか違う。
と思っていたら、いい言葉があった。
「知識がある人は、それが好きな人にはかなわない。だけど、好きな人も、それを楽しむ人にはかなわない。」
なんと2500年前の中国の孔子さんの言葉だった。
(子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者。
=子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず)
楽しんで考えたり練習したりすれば、すごく集中するし、何よりその瞬間瞬間が楽しい。
そして、楽しいことなら、人に話したりシェアしたくなったりする。
周りも、この人はこれを楽しんでるんだとわかってくれて、そういう認識になっていてくれる。
そうすると、応援してくれる人も出てくるし、結果が出たときに一緒に喜んでくれる人が増えていく。
だから、努力=楽しむ過程なら、見せたくなるし、見せちゃっていいんじゃないか。
ただ、もしあなたがアイドルなら大変かもしれない。アイドルだと、自分自身が商品でキラキラしたところをファンに見せないといけないから、そこに至る過程は見せづらい。
三宅健くんも、V6の頃、踊って歌っての2時間を超えるコンサートをこなすため、走り込みをしていた。コンサートDVDの付録に、ちょこっとその映像があった。でもそれ以外では見せていない。
だから、あなたがアイドルだったら、努力の過程はなかなか見せられないかもしれない。でもそうでない限り、楽しんでいる過程は見せちゃえ見せちゃえと思う。
ただ、見せちゃってもし失敗したら格好悪いと思うかもしれない。
だけど失敗は成功への試行の過程だ。失敗したらちょっとヘコむけど、「失敗しちゃった。次どうしよう」と考える種になる。またそれを周りに言っちゃえば、愚痴ったことでちょっとすっきりして前に進める。周りがアドバイスもくれるかもしれない(ただし相手は選んだ方が安全…かも)。
アイドルの三宅健くんを見ながら、逆説的に一般人はいいんじゃないかと考えた次第である。
それではいい一日を。
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