パーフェクトアイドル三宅健くん2【一つの仕事を続ける大変さ】

【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.138】


一つの仕事を長年続けることは大変だ。
昭和のころは学校卒業して定年まで約40年同じ会社に勤めることも多かった。ただ、アイドルは、逆に一般的に数年とかが多かった感じだ(もちろん今も活躍されてる郷ひろみさんたちもいらっしゃる)。

今は逆で、同じ会社に長く勤めることが当たり前ではなくなった。でもアイドル、特にジャニーズはSMAPさん以来、10年超え、20年も当たり前になってきた。

V6も四半世紀越えだったし、三宅健くんはジュニアのころから考えると30年近くアイドルをやっていることになる。
一つの職業を30年近くやり遂げることは大変だ。私も大人になってからいくつか仕事をしているから、30年なんて全く敵わない。

一体どうやって三宅健くんはアイドルという仕事を30年近くも続けているのか。前回もパーフェクトアイドル三宅健くんのことを書いたが、改めて考えてみたい。

仕事にはお客さんがいないといけないが、アイドルのお客さんはもちろんファン。なんでファンになるかっていったら、アイドルだとメインは恋愛感情だろう。擬似的なものであっても。
もちろん日常おしゃべりしとかできないから、まず性格を知ってというよりは、外見から入ることが多いのではないか。私も顔から入った口である。

外見となると、太ったりもしにくい。ファンの友達で、「健くんのお腹が出たらファンやめるかも」と言ってた友達もいた。体型を維持しなければならない。

また、アイドルだと、華やかさも必要だ。華やかさやカッコよさを見せるには、ダンスは大事だ。レッスンを重ねないと。


でも、年齢を重ねると、若いままの痩せた体型を維持することは難しい。20歳を過ぎると筋肉が減っていく。筋肉が減ると、基礎代謝も減る。基礎代謝は、毎日生きているだけで消費するものなので、若い頃と同じ食事だと、代謝されなかった分が肥満につながっていく。だから、意図的に運動を続け、食事内容も工夫しないといけない。私なんぞは若い頃から大幅に太ってしまったから、体型を維持し続けている三宅健くんたちV6だったメンバーみんなはどれだけ工夫を続けているのだろうと思う。

ダンスも時代とともに変わっていく。若い時に覚えた技術も、時代に合わせて新しいのを覚えたり、時代とともに変化するセンスも磨く必要がある。狙いがあって古いダンスをやるなら別だが、そうでもない限り、古参のファンには飽きられたり、新しいファンを獲得するのも難しいだろう。

更に、アイドルとしての見せ方も、年齢とともに変えていかないといけない。バラエティ番組でも、若い頃はひょっとしたら素のままでも、力のあるMCのタレントさんがいれば面白くしてくれたかもしれない。でも年齢が上がっていくと、ゲスト出演であっても、番組の仕上がりに対しても、制作者側と全く同じではなくとも、それに近い視点は必要になってくるだろう。健くんも番組ごとに自分のいろんな個性ごとにエッジをかけ、アウトデラックスではアウトな個性を、あざとくて何が悪いのではあざとい個性にエッジをかけてわかりやすく出している。これがファンクラブの会員向け配信だと、ツンデレを遺憾なく発揮し、どこか好きにやってる雰囲気なのもいい。

新しいファンも獲得していかないといけない。V6も最初の人気は凄まじく、チケット取ったり番組録画が忙しすぎたりと大変だったが、5年経ったくらいだったか、急にある程度のファンが減った感じだった。チケットが取れやすくなったり、ファンの友達が別のジャニーズのグループのファンに移ったりとかあった。最初の頃のファンだけでやっていこうとしたらジリ貧だ。デビュー頃と同じくらいとまではいかなくとも、コンスタントに新しいファンも増やしていかないといけない。
そうすると、変わりゆく時代とともに、時代に沿った新しいことも身につけ、外見だけではない魅力も身に着けないといけない。岡田准一くんはアクションを磨き、今や日本で欠かせないアクション俳優だ。健くんは、一般には見えにくかもしれないが、アート、特に現代アートに詳しくなっていっている。昔は知らなかった世界に足を踏み入れ、それを吸収していくこと、特にアートは感覚が研ぎ澄まされるだろうから、アイドルとしてのセンスにも反映されるだろう。何をどう見せるか、アイドルとしての自分をどう見せるか。

あと、原点的なことだが、ファンの動機が疑似であっても恋愛感情なら、アイドルの私生活での恋愛事情を世間に見せるのはご法度だ。アイドルだって一人の人間だから自由に恋愛できない、もしくはそれを普通に見せられないというのはどっか理不尽といえば理不尽だ。でも恋愛感情は理屈じゃない。理屈じゃないところでファンの感情はかき乱され、場合によってはファンが激減する。だから、アイドルは恋愛するならひた隠し、結婚するタイミングも考えなきゃだし、結婚後も妻や子供のことを見せたり感じさせたりすることもできない。例えば、リーダー坂本昌行くんがV6の解散後に結婚したが、アイドルという立ち位置を知り抜いた坂本くんらしいと感じた。
健くん、何回か写真週刊誌に撮られたことはあるが、余計な説明はせず、、それら以外のこともあったとは思うが、表には出してこない。一般人でも友達にデートの場面を見られないようにすることは難しいところ、アイドルだとマスコミからも、またスマホで一般人からも、いつどこで撮られるかわからない。そんな緊張感のある私生活を、健くんは30年近く送ってきたことになる。

その上、彼らの仕事がアイドルでなかったら、仕事で頑張っていることをむしろ美談として世の中に出せるかもしれない。でもアイドルは常に華やかに、泥臭いところは見せられない。だから努力もなかなか見せられない。

こうやって色々と考えていると、改めてアイドルとしてずっと30年近くやってきた健くんの大変さには頭が下がる。健くんからはこうやってずっとアイドルをやっていくんだという覚悟も感じる。緊張感のある生活を続けていくんだ、ファンのためにアイドルであり続けるんだという覚悟である。

解散後にインスタを、最近になってTwitterも始め、ソロアルバムもソロコンサートも行うという。一人のアイドルとして、どんどん攻めていく健くんは、パーフェクトアイドルだ。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?