推しが芸術家になっていく(嬉し大変)

【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.149】


元V6の三宅健くんは、アイドルで、言い方を変えればアーティストの一人だ。

ソロになった今も精力的に活動し、なんと現在ソロコンサートの真っ最中。

アイドルのコンサートなので、当然うちわとペンライトがある。

ペンライトの値段は、V6時代は、だいたい1400円前後だった。

それが、今回はそれを倍にしても足りない3800円!
でも超カワイイ。くまの形をしているが、柔らかい素材で、押すとぴいぴいと鳴る。子供の頃の、歩くと音が鳴る靴のような感じだ。

私は先週行ってきたが、そのMCで健くんが開発秘話を語っていた。実は当初はもっと凝っていて、販売価格が1万円になりそうだとのことだった。
ペンライトはおろか、コンサートグッズで1万円なんてなかなか聞かないぞ、健くん(驚)

さすがにそれはスタッフに止められたそうだ。健くんには悪いが、ファンのお財布にとってはナイスアシスト、スタッフ様!


なんでそんなすごい物を考えていたのかって思うに、健くんは凝り性で職人気質だ。
プライベートでサボテンをいくつも自宅で育てている。最初のうちは、信頼する業者の方に、一日に何度も、水を上げる量やらタイミングについて、気になって気になって電話して聞いていたそうだ。
最近は落ち着いたようだが、大事に大事に育てたいという想いからだろう。

たぶんそれが今回の夢のペンライト構想。ファンに楽しんでもらいたい、それならああしたいこういう機能もほしい、いやまだ足りんなどとやっていたらそんな大変なことになったのだろう。

今回ミニアルバムも出すが、それも自分の好きなアーティストと組んでとのことで、先般それも発表された。曲作りから自分の想いを反映させている。

もともとファンに楽しんで喜んでもらいたいという想いが人一倍強い人なので、構想だけならどんどん発展していってしまうのだろう。
V6の時は、きっと誰かが「高いよ~」とか言ってたはず。

健くんはだいぶん前から現代アートにも凝っている。アーティストもよく知っているし、今では東京新聞と組んでアートの解説記事にも携わっている。
現代アートは、素人の私からすると、ちょっとお勉強がいる世界に見える。そこに惹かれる健くんは、色々と調べてもいるのだろう。

もともと健くんは職人気質で凝り性だったのかもしれない。ファンになってしばらくは私はあまり気づかなかった。なんせ顔を堪能させてもらうことに忙しく…。


気がつけば、推しも年令を重ね、好きなことに凝って彼の世界を進化させている。
コンサートグッズも、もしお金だけ目当てなら、言い方は悪いが適当にアイテム数さえ揃えておけばファンはそれなりに買ってくれる。
でも健くんはそれでは嫌なのだ。ファンに思い切り自分を通して楽しんで良い時間を過ごしてもらいたい。僕はそのためならどんな工夫も知恵も絞ってやるぞ。

そうして、健くんのセンスは磨き続けられ、良い物を良い物をという想いが、彼自身を、アイドルとはまた違うアーティスト、すなわち芸術家にだんだんなっていっている気がする。

それはよいのだよ、健くん、健くんがどんどんスゴい領域に行くことは。推しの境地を見るのは楽しみだし。ホントはその1万円のペンライトもどんな工夫が詰まった物か見てみたかったし。

ただ、MCや動画などでお披露目していただくとかあるんだったらとっても嬉しいが、お財布にはとっても大変。
なので、芸術家としての健くんはどんどん進んでいってもらって、スタッフのナイスアシストによるチームプレイを期待したい次第である。


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