どこに就職すれば良かったのか?

 30歳の時に会社を辞めた。以後ずっとフリーでやってきた。時々、「大学を卒業したとき、どこに就職をすれば良かったのか?」と考える。しかし、その答えは同じ。

「当時の選択としてはベスト。あれ以外の選択はない」と。

 大学生は、ものを知らない。なにしろ社会経験がない。バイトやインターンをしても一面にしか過ぎない。日経新聞、就職雑誌を読み漁っても、表面上の知識にしか過ぎない。OBに会っても、会社の内情を話してくれるはずもない。当時はインターネットや今みたいな企業の内実物を書いた本もさほどなかった。表面上の情報を信じ、都市銀行に入った。

 結局、今も「当時の選択としてはベストだったし、あれ以上の選択は出来ない」。後悔はない。というか後悔しても仕方ない。自分が全力でやりきり最後の決断も自分でした。そこまでして入った先が失敗なら諦めもつく。

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