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歴史

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2020年2月の記事一覧

日本が近代化を進めていく明治
1894年に日清戦争が開戦する

この戦争で日本は2億両の賠償金を得た
これは当時の国家歳入の2年分以上の額

比較として1856年開戦のアロー戦争がある
この際の英仏へ支払われた賠償金は1600万両

日本の賠償金の大きさが伺い知れる #歴史

オランダの漁業の柱の一つに捕鯨があったそう
1612年にスピッツベンゲン島(現ノルウェー領)付近で初の捕鯨が試みられた

その後、オランダの全国議会が捕鯨の独占権を与えた「北海会社」が設立
毎年20隻を派遣し、鯨から油、石鹸の原料、ヒゲは装身具や日用品に用いられた
鯨の歴史

蒸留装置が紀元前4000〜3000年代にあったのは知っていたが、アリストテレスは蒸留した塩水がしょっぱくない事に気づいていた

お酒を勉強してると蒸留酒は12世紀くらいに出てくるから、蒸留の技術もそれくらいに発明されたと思いがち

そんな事はなくて、香水は紀元前からあるわけで

銀の流れを追ってきた
16世紀後半に新大陸から銀が大量にヨーロッパに流れ込んだ
戦争による負債でスペインからオランダ等を経由し、香辛料やキャラコを求めてアジアへ銀が向かう
加えて茶の人気で中国に銀が貯まる

それらの銀を回収する為にイギリスの綿工業が産業革命を起こす #歴史

清国がアヘン容認に傾く中、林則徐の声が道光帝に届く
アヘン取締りと刑罰の対象や方法が具体的で現実的だった
さらに「グズグズしてると数十年後には国を守る兵士もいなくなる。銀の垂れ流しは軍事資金を損なう。そうなって悔いても遅い。」

この訴えに皇帝は体を震わせたそう #歴史 #勉強

清国を蝕んだアヘン貿易
この事態に時の道光帝と中央政府は議論された
・アヘンを徹底的に取り締まる禁止論
・アヘンを合法、ただし使用は監視体制を強める、そして密輸で一銭も取れない関税をしっかり取る容認論

20名程の地方長官からの回答は禁止論は4票
アヘン賛成に傾いていた #歴史

アヘン貿易が清国に与えた影響は官僚や軍隊を蝕んだ
1828〜1829年の広州貿易年次決済では、アヘン輸入代金989万9280両が一般商品輸入代金880万5107両を超えた

1830年代初期までに抱えてこんだ銀は5億ドルを超えてたと言われてる

人を蝕み、国庫を蹂躙したアヘン

アヘン貿易はイギリス政府が主導した様な覚え方をしてたが違うのか

イギリス東インド会社が植民地インド政府の財源確保(銀獲得)が目的
東インド会社の独占貿易が崩れて、清国が抱えてる大量の銀を得るか
清国の大きな市場=人口に魅力を感じた

これらが背景にあったのか #歴史 #勉強

産業革命は奴隷により作られた「砂糖」が鍵
西インドで作った砂糖でインドのキャラコを買う
キャラコが西インドや西アフリカの暑い地域で人気を呼ぶ
需要増でイギリスランカシャー地方で綿織物が作られる
インドの模倣から段々と「世界の工場」へ発展する

土台に黒い血が流れてる #歴史

資本論のマルクスがジェームズ・ワットの蒸気機関の発明を評した言葉

「人間が統制下に置いた史上初の動力」

水力、風力、畜力、さらに人力
これらは簡単に人の思い通りにはならなかったので、まさに的確な言葉

蒸気機関の重要性、偉大性がわかる #歴史 #勉強

蒸気機関の発明は木材の枯渇により石炭へ燃料を移行する過程で産まれたそう
石炭採掘の際に炭坑に水が溜まる
これを汲み出す為に、馬力や排水機は使われていた

しかし1769年ジェームズ・ワットが蒸気による「動力機関」を発明
これはポンプ以外にも応用出来た
蒸気機関の完成だ #歴史

産業革命の背景にイギリスの社会心情が関わってたのか
「早く大量に」技術革新が進んだが、馬力を使うと人8人分の食料がかかる
これを蒸気機関の鉄道網により馬100万頭もの動力が節約されたそう
つまり800万人分の食料が節約された

そう考えると躍起になって技術革新進めるよね #歴史

昔から動力源は重要だった

人力が労働者や奴隷などの形で求められた
12世期頃にイギリスで畜力が注目される、つまり馬力
軍事力だったが農業や運搬、牽引の動力として広まる

この背景に馬の飼料が問題になる
馬は人8人分の大麦や燕麦を食べた

人と馬が食料を奪い合ったのだ #歴史

教科書だけだとオランダがスペインから独立出来た根拠が掴めなかった

けどスペインはカルロス1世が神聖ローマ帝国の王も兼任し、カトリック圏の大国として戦争を重ねる
それによる負債の増大に、手にした銀を国内投資出来なかった為に国力低下

太陽の沈まぬ国が黄昏を見る事に #歴史 #経済