お題箱からいくつかまとめて③
※この記事は文豪ストレイドッグスの考察です。
※お題箱に頂いたお題への返信です。何件かまとめて回答させて頂きます。
ありがとうございます!このお話、以前にもお題として頂いたことがありましてですね。そのときも手に負えなくて相互さんにすがりつき、終いには逃げ出した案件なんですよね。ほほほ。
以前の回答はこちらに:お題箱からいくつかまとめて①
当時の結論としては、世界線が違うのではなく、アニメ・小説・舞台それぞれでの表現手法の中でそれぞれが自由に、かつ魅力を最大限に引き出せるように尽力してくださった結果の相違、ということにしています。世界線が違うのではなく、そもそも違う作品なんじゃないか、という。表現者の方々への敬意と信頼、そういうものがベースにあるんじゃないかなあ。
もちろん中には、伏線を分散させるために意図的に仕込んでいるものもある感じはしますよね。アニメの床のVの文字とかね。
個人の認識にすぎないですがご参考までに私の捉え方をお伝えしておくと、私が考察するときには参照する情報に優先順位を付けていて、漫画本編と小説を第一優先の情報源にしています。
それでも情報が足りない、もう少し補完したいというときはアニメから情報を探し、さらにネタ探しに奔走しないといけないときは舞台やコミカライズを見に行きます。
なので考察のときには、世界線はひとつだけしかない、という認識でやってますし、お互いに描かれていない部分を補完し合ってひとつの世界線を作り上げていると勝手に考えています。
ところでBがBEASTで、じゃあAは?っていう話題は銀幕BEAST公開時にストクラの中で盛り上がった記憶があるのですが、Aは"Authentic"の頭文字だという考察が一旦定着していたような?
お題主様の夢をあまり膨らませることができなくて恐縮ですが、いつも暴走気味の私もこういうところは割と現実思考で、あまりおもしろいお話を提供できなくて申し訳ないです。
ありがとうございます!太宰さんのコート時系列、改めて整理してみるの面白いですね!
『太宰 中也 十五歳』のコミカライズを読んでみると、自殺未遂で搬入されたときの14歳太宰は白シャツに黒のパンツという姿。この時点ではコートは着ていなかったみたいです。
ということで時系列こんな感じ?
【14歳】太宰自殺未遂⇒森さんに拾われる⇒新品の初代コートをもらう⇒先代暗殺立会い
【15歳】初代コートをずっと着続ける
【17歳】太宰が芥川を拾う⇒芥川に初代コートを譲る⇒森さんが新しく2代目コートを太宰に買い与える
【18歳】織田の死とともに2代目コートを焼く
マフィアでは、新人を勧誘した人が責任を持って新人の面倒を見ていて、そのしるしに身に着けるものを買い与える習わしがある、ということなので、しるしとしてのコートは森さんとしてはずっと身に着けていてほしかったのかな。
正式加入前に親心も相まってコートを買い与え、芥川に譲渡された後ももう一度買い与えた感じでしょうか。
中也が「新品で…」と言ったのはなんでしょうね…戦闘で破れたはずの服が直ってたりするのはお決まりの文スト特製メルヘン仕様だし、直近の自殺未遂で一度コートが流れたか破損しちゃってちょうど新しいのを買ってもらったばっかりだったという可能性も?
太宰のコートはランボオの帽子と違って、唯一無二のコートというわけではなく、与えられた時点ではどこにでも流通している普通のコートで、だから新品でまっさらでコート自体にはなんの思い入れもない、そういう意味での新品なのかなという気がしてます。
反対に中也の帽子は世界にひとつしかない歴史のあるヴィンテージもの。想いがすでに詰まってるものだよってことを対比させるために使われた「新品」という言葉だとも捉えられる。
だけど新品のまっさらなコートだったものが、芥川に引き継がれる時点では唯一無二のコートになっていくあたりもね、太宰がコートに意味を与えていった感じがしていいなと思います。
BEASTのコートは私もお題主様と同じ見解で、首領を引き継ぐときに森さんが着ていたコートをそのまま引き継いだのかなあと。ボルドー色のマフラーも森さんのアイコンですもんね??
やめられないとまらない~移籍の話。結構これまでにも議論しちゃってるので、この辺りの考察みてもらえたらなと思います。
・天人五衰編、いっきにまとめて考察
・森さんとマフィア移籍について(お題箱から)
・賢治と中也について(お題箱から)
・お題箱からいくつかまとめて②
マフィア幹部の席が空いているの、森さんの未練がましさを物語ってますよね。
太宰の犯罪歴って周知されてしまってるので虫クンにはもう消せないはずなんだけど、次の手段として48とか七號機関に頼るってことはありえたりするのかな?
しかし、国内での犯罪歴をもう一度消せたところでね…ムルソーから脱獄しておいてそれで世界の表舞台に再び立とうったってさすがに虫が良すぎるぜお兄さんと囁く声もある。裏社会とかね、僻地とかね、そういうとこに逃亡する以外方法あります??
だけどね、太宰がマフィアに移籍したら「非日常」で「一夜限りの限定品」だった双黒が「日常」になっていくところに動揺を隠しきれない部分が私のなかにあるんだな…。それを避けるために以前は、中也が欧州に行くとか、どこかに諜報員として潜伏するとか、とにかくマフィアに二人揃ってしまわないような妄想をしていたこともあります。双黒を非日常のままに留めておきたくて。(普段は日常もの好きだけど、双黒に対してだけ特別な感情を持っているタイプ)
皆さまはどう感じますか?双黒の日常を期待している人のほうが普通に多いのかな?非日常の方が、きらきらして忘れられない特別なものに見えるって考えるのは少数派なのだろうか…気になります。
お題主様の言う通り、太宰がマフィアに移籍したらバランスは崩れますよね。そこで中也がいなくなったら知能組に偏ってパワー組がいなくなるから余計アンバランスになる。
そう考えると、双黒の二人はこのあと欧州に蜜月旅行にいくという案しか思いつかない…旅の間は非日常なので。欧州にもアングラ組織のひとつやふたつはありそうだし、ヨコハマで日常を繰り広げられるよりはロマンチックで好みかなあ~~~。個人の嗜好の話になっちゃったし、蜜月旅行行くならじゃあ移籍の話は結局?ってなるので、ここで一旦振り出しに戻る。
コミカライズ読んでまーす!シワス先生の描く先代がめっちゃ好きです。切り取ってコレクションしたい。シワス先生の絵はかっこいいアートなので漫画にしとくのもったいないですよね。
さてさて、太宰がマフィアに入ってから先代とどんな接点があったのかという点は検証したことなかったので、面白いお題を頂き感謝です。
まずは太宰と蘇った先代の会話を抜き出してみましょう。
めっちゃ仲良し。親戚じゃん?ってレベルでした。
ランボオの異能は、生前の人格と記憶が再現されるように異能生命体に式を組み込んでいるそうなので、太宰との記憶はちゃんと引き継がれていると考えてよさそうです。
だとすると、先代の暗殺立会いが一番最初の対面ではないことになりそう。
太宰がマフィアに運び込まれたのは"一年前"、先代の暗殺をしたのも"一年前"、どちらも十五歳から一年前なので時期の特定は難しい。「首領専属の侍医であった森と、担ぎ込まれた自殺未遂患者に過ぎなかった太宰が結託して(十五歳)」とあるので、太宰は当時「患者」という位置づけで森のそばにいたということが伺えます。
とすれば、こんなストーリーが思い浮かぶでしょうか?
自殺未遂患者として運び込まれた太宰は、森の治療を受けた。しかし自殺嗜癖があるため、目を離すといつどこで再び自殺を企てるかわからない危険な状態。隙あらば自殺しようとして下手に怪我をしてくるので治療も追いかけっこ状態。それゆえに常に森の患者として庇護下にあり、監視の意味でも太宰を連れて歩く必要があった。
当時、先代は持病により床に臥していて、専属医である森医師は頻繁に経過観察のために先代のもとを訪れていた。当然、太宰も連れ立って先代のもとへ行っていた。頻繁な訪問の中で、先代と太宰は幾度か会話を交わしていた。
ということであれば辻褄は合いますかね?どうでしょう??
「自殺されるのは面倒だし、それでなくても気付いたら常に怪我をしている」を口実にしておけば、ギリ先代派に怪しまれないで済む?いやそもそも患者といえど連れまわしてる時点で怪しい?黒社会専門の闇医者として森さんは名が知れてたと思うし、森さん以外頼める医者もいなくて先代派も多少目をつむってたって部分もあったりするのでしょうか。私の想像力ではこの辺が限界でした〜!
果たして真相はいかに。
皆さま、お題を頂きありがとうございました!
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