コミュニケーションというソフトによって報酬を

職務上の満足、不満足を引き起こす要因は大別して次の２つであるという理論がある。(米・臨床学者フレデリック・ハーズバーグ提唱)

・衛生環境要因
経営方針、作業条件、賃金、地位などないことによって不満に感じるが、あっても満足にはつながらない。

・動機づけ要因
生きがい、達成感、自己成長などなくてもあまり不満を感じないが、それがあると大きな満足につながる。

人間は感情の生き物だ。

お金や地位といったハード面が不十分だと、不満を感じる。

しかし、本当に満足して、モチベーション高く仕事をするには、生きがいや達成感といった動機づけ要因が不可欠なのである。

その動機づけ要因を与えられるのが、現場で部下を預かるリーダーであり、どうコミュニケーションをとるかだ。

だからこそ私は、これからの時代に生き残るリーダー、生き残る企業とは、コミュニケーションというソフトによって報酬を与えられることだと考える。

お金や待遇ばかりが報酬となるのではなく、コミュニケーションによって相手のモチベーションを引き出し、企業の存在価値を示すことが必要である。

従業員からやりがいや達成感を引き出せるリーダーによって、会社が長期的に成功していくのだ。

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